【ロングノーズのハコスカバンですと~!?】セダンGTにバンのリアデッキをドッキングしちゃったセオリーガン無視のVAN化けスカイライン
異色の個体を奔放リノベで蘇生! “いつかはハコスカ”の異彩なる至極形 BASE CAR:スカイライン/1972年型 【画像9枚】名機RB26が鎮座する心臓部、ロングノーズのセダンGTにバンのリアデッキをドッキングしたフォルム、深リムをツラ履きした迫力の丸オバフェンなど、ハコスカバンにしか見えないスカイラインの全貌 子どものころは4ドアのハコスカに憧れ、一家のパパとなった現在は、家族みんなが乗れて荷物も積めるバンタイプのクルマにこだわるオーナー。 カスタムを委ねる「クール4エヴァー」の洗礼を受けたマイカーも、USトヨタのシエナに、昨年の本誌カバーカーであるホンダのステップバンと、荷室のある車種ばかり。 そして、ココに紹介する3号機の愛車も、バン化けの異端児スカGベースの奔放リメイクで“いつかはハコスカ”の夢を理想のカタチで叶えたのである。 スカGセダンのロングノーズと、バンのリアデッキを備えた格好の素材としてオーナーの目に留まったのが、とある旧車専門店が在庫していたRB26が換装されたGC10セダン改バン化けのカスタム個体。 10数年前に製作された今はなきショップのデモカーの成れの果てが実の姿で、見た目が好みでなかったものの、リメイク前提と割り切って通販で即決購入♪ で、陸送された現車を初めてナマで見て、想像以下のヤレっぷりとダサ加減にガッカリどころか心折れるも、中沢ビルダーの手腕と自らのセンスと、若きカスタムマニアの息子のアドバイスを信じ、元の姿を払拭した別モノにリニューアルさせたのだ。 クール4エヴァー作を主張するオリジナルグレーをまとったボディは、BBSの深リムをツラ履きした迫力の丸オバフェンやチンスポを奢りつつ、バンパーレスでのグリルカットやワンオフのサイドスカート新設といったセオリーガン無視のモディファイを投入。 スパルタンなトンガリ旧車よりも、現代志向の快適性能を求めたカスタムインテリアやオーディオメイクも特筆で、鉄バンパーの代わりに装着されたヒッチメンバーも“家族でキャンプに行けるRVスピードワゴン”のコンセプトを物語るマストアイテムだ。 旧車ブームに埋もれた異色の個体に華やかな第二の人生を与えた奔放リノベの卓越ぶりに脱帽っす!! 『カスタムCAR』2023年5月号掲載 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
カスタムCAR 編集部
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