前線起用に応える1ゴール&1起点、川崎F瀬川祐輔「自分の価値を示そうと思った」
[11.5 ACLEリーグステージ第4節 川崎F 3-1 上海海港 U等々力] 先制1分後の追撃弾となった。川崎フロンターレMF瀬川祐輔は前半13分、味方のシュートが相手GKにはじかれたところを詰めてチーム2点目。「全然プレッシャーはなかった。絶対に入ると思ったので、丁寧にやるだけだった」と振り返った。 【写真】影山優佳さんが撮影した内田篤人氏が「神々しい」「全員惚れてまう」と絶賛の嵐 中国王者・上海海港を圧倒した。前半12分にMF家長昭博のゴールで先制し、その1分後には追加点。エリソンがPA左から放ったシュートは相手GKにはじかれてPA右に流れると、そこに詰めたのは瀬川。「もう決められると思って、気をつけるところだけ気をつけた」。冷静に、確実に、本職の感覚を思い出すように、ゴールに流し込んだ。 研ぎ澄まされた感覚で、さらなるゴールを演出した。2-0で迎えた前半33分、PA左でボールをキープするFWエリソンがマイナス方向に折り返した。そのタイミングで瀬川が詰める。しかし、瞬時にスルー。「感覚です。自分が打つより後ろの選手が打ったほうがいいと判断した」。DFファン・ウェルメスケルケン・際がシュートを決め、ダメ押しの3点目となった。 攻守多様なポジションを器用にこなすが、本職である前線へのこだわりは強い。この日はトップ下で起用され、攻撃をけん引した。「自分が一番生き生きとプレーできるポジション。あんまり気にしすぎずだけど、しっかり自分の価値を示そうと思った」。シーズン終盤のチームに勢いをつける今季公式戦3点目となった。