なでしこジャパン、守屋都弥が語る左WBでの「強み」は?INAC神戸でのポジションと真逆だからこそ生まれる特徴【パリ五輪】
守屋都弥が語る左WBでの「強み」は?
パリ五輪(パリオリンピック)2024女子サッカー競技・グループC第3節、なでしこジャパン対ナイジェリア女子代表が現地時間7月31日(日本時間8月1日)に行われる。なでしこジャパンDF守屋都弥がナイジェリア女子代表戦の前日にインタビューに応えた。 守屋のパリ五輪のなでしこジャパンでの背番号は20。つまり18人の登録となる五輪では、当初バックアップアップメンバーだった。だが、北川ひかると林穂之香がスペイン女子代表戦でバックアップメンバーに回り、守屋はベンチ入りを果たした。スペイン戦では、試合終了間際での出場だった。 【グループリーグ順位表】パリ五輪2024 女子サッカー競技 組み合わせ そして、スペイン女子代表戦で清水梨紗が負傷離脱したことや北川ひかるが復帰できなかったこともあり、守屋は左ウィングバック(WB)で先発となった。所属するINAC神戸レオネッサでは右WBでプレーしているが、「左は代表でしかやらないので、今回初めて45分以上、左でやって右足でクロスを上げられるのは、右利きが左に行く強みかなと思います」と右利きだからこそ生まれる左WBとしての特徴を口にした。 昨季のWEリーグでは、右WBを突破した守屋がクロスを上げ、逆サイドの北川が合わせるシーンも見られた。攻撃的WBの2人がいるからこそのプレーと連係だろう。だが、なでしこジャパンでは真逆のポジションである左WBでプレー。それでもしっかりと自分の役割を理解して迷いなくプレーしているようにも見える。 ブラジル女子代表戦では、クロスの意識だけでなく、もう1つの特徴を見出していた。結果的には田中美南がPK失敗となり、先制ゴールとはならなかったが、中へのカットインから相手のハンドを誘ってPKを獲得した。これについて守屋は「右サイドに入っている時に、あんなに中に左へ持っていくっていうのはあまりないので、右足で振っちゃうので、そこは左に入った時の強みかなと思います」と話している。 怪我人が多く満身創痍のなでしこジャパンにとって、守屋が左でも起用できることは大きいはずだ。ナイジェリア女子代表戦では、ポジションも含めてどうなるか注目である。 (取材:加藤健一【フランス】、文・構成:編集部)
フットボールチャンネル編集部