【松阪競輪・GⅢレオニズカップ】伏見俊昭が思い入れのある松阪の地で白星スタート
松阪競輪場の施設整備等協賛競輪in松阪G3「The Leonids Cup(ザ・レオニズカップ)」が14日に開幕した。一次予選5Rでは、松阪は〝準地元〟とも言える伏見俊昭(48=福島)が磯島成介目標から白星スタートを決めた。 大会名にもなっている「レオニズ」とは、しし座流星群のこと。若手自力選手による激しい力勝負をイメージして付けられたものだが、輝かしい実績を誇るレジェンドも若々しいタテ脚を繰り出して一次予選を突破した。 松阪に居を構えていることは有名で「震災の直後に来たので、もう13年目になります」と選手生活の半分近くを当地で過ごしている。「登録はいわきですし、準地元とかいって気を使わせるのではなく普段通りに走れれば」と平常心を強調したが、それでも「判断ミスとかは絶対にしたくなかった。応援に来てくれている人も知っている顔ばかりでした(笑い)」。やはり松阪に対する特別な思いは隠せない。 今期はこれで12勝目となり、来年3月に行われる伊東G2ウィナーズカップ出場にも一歩前進。「あんまり気にするとプレッシャーになっちゃう(苦笑)。でもやっぱり大きいレースは出たいですね。それにダービーの賞金もあるので。とにかく一走一走、頑張ります」。完全復活を予感させる実力者の表情は最後まで緩みっぱなしだった。
東スポWEB