岸和田だんじり祭試験曳き 17日「宵宮」前に豪快なやり回し
17日に「宵宮」18日に「本宮」
岸和田だんじり祭試験曳き 17日「宵宮」前に豪快なやり回し 春木地区 撮影・編集:柳曽文隆 THEPAGE大阪
いよいよ明日からでっせ──。大阪・泉州の秋の風物詩「岸和田だんじり祭」の試験曳きが16日午後、岸和田市内で行われ、街中を各町のだんじりが勇壮に駆け抜けた。同祭は、17日に「宵宮」、18日に「本宮」を迎える。
春木駅前も多くの見物人が歓声あげる
同市春木若松町にある南海・春木駅前では、だんじり囃子と太鼓の音が鳴り響き、駅前道路の角で勢いよく「やり回し」で駆け抜けていく。駅前の歩道には多くの見物人が訪れ、近くにある保育園の園児らは集団で見物に訪れ、だんじりが登場するたびに「すごい」「はやいー」と歓声をあげる。 毎年見物に訪れるという泉大津市の60代の男性は「これが見たくて、用事をあけてやってきます」とうれしそうに語る。目の前で行われる、やり回しを写真におさめようと、集中してシャッターを切っていた。また、別の男性は「試験曳きといっても、みんな1年待ちに待っただんじりなんで、今は力があって、やりまわしも迫力あるんですよね」とうれしそうに話していた。 大阪管区気象台によると、同日午後2時までに大阪市内では最高気温31.3度を観測。秋とはいえ暑さが続くが、岸和田はあす17日からは、さらに元気な掛け声やお囃子が聞かれそうだ。