ファーブル師

　凱旋門賞（G1、芝2400メートル、10月6日＝パリロンシャン）で大手ブックメーカー各社の単勝前売りオッズ1番人気になっているソシエ（牡3）のアンドレ・ファーブル調教師（78）が快勝した前哨戦のニエル賞を振り返り、本番へ向けた展望を語っている。 　16日の「アットザレーシズ」電子版によると、ファーブル師は「もちろん、ジョッケクルブ賞を勝った馬（仏ダービー馬ルックドゥヴェガ）を警戒していましたが、あの馬はよく走っているけど、100％の状態ではなかったですね。でも、満足しています。凱旋門賞の前にできるだけ楽な競馬をすることが大事でした。ハードな競馬にならなくて良かったです」と振り返った。 　ファーブル師はこれまでに凱旋門賞を8勝。9勝目を期待されているが、今年の凱旋門賞について、「とてもオープンなレース（どの馬にもチャンスがあるレース）で、彼（ソシエ）は上位3頭に入るのにふさわしい馬だと思います。彼が勝つかどうかは別の問題。今年の3歳世代が特別な世代だとは思っていません」と冷静に展望している。