駒大ルーキー・谷中晴、初ハーフで1時間2分5秒の4位 箱根へ「往路を走るんだぞという気持ちでいきたい」 上尾シティハーフマラソン/陸上
上尾シティハーフマラソンが17日、上尾運動公園陸上競技場発着で行われ、ハーフマラソン大学生男子の部は大東大の棟方一楽(かずら、2年)がU20日本記録となる1時間1分38秒で優勝し、駒大の帰山侑大(3年)は1時間1分59秒で2位に入った。駒大の注目ルーキー、谷中晴(1年)は初ハーフマラソンながら先頭集団でレースを進め、1時間2分5秒で4位に入った。「62分前半は出したいと思っていたのでそこは出せてよかった。15キロで先輩方が出たときにいっぱいいっぱいでペースを上げられなかったが、いい経験になった」と評価した。 【写真】駒大の谷中晴、山川拓馬、篠原倖太朗、伊藤蒼唯、桑田駿介 福島・帝京安積高出身。今年10月の出雲市陸協記録会で大学初戦を迎え、5000メートルで13分49秒71の自己ベストをマーク。今月上旬の全日本大学駅伝では4区区間3位でチームを8位から5位まで引き上げた。全日本の激走後は足裏の血豆の影響で十分な練習ができず、今大会に向け約1週間で仕上げた。「1本の試合で100パーセント、120パーセントを出してしまうが、それで体が耐えられなくて休んでしまうことが課題」と谷中。このレース中も前半から差し込みなどにも苦しんだといい、「ハーフの距離はごまかしがきかない。準備が足りていなかった」と反省した。 来年1月の箱根駅伝の希望区間は3、4区。「箱根前の白子合宿で距離走をこなして箱根を走れる体にしていきたい。往路はなかなか入る余地はないので、白子でアピールして往路を走るんだぞという気持ちでいきたい」と力を込めた。