“現役復帰したレジェンド”から“公式戦初招集の22歳”まで…パリ五輪世界最終予選に臨む女子日本代表12名を徹底紹介!
■#30 馬瓜エブリン
生年月日:1995年6月2日(28歳) ポジション・身長:PF・180センチ 所属:デンソーアイリス 2014-15シーズンからアイシンで3シーズン、その後トヨタ自動車で5シーズンをプレーし、トヨタ自動車では主力として2度のWリーグ優勝を味わった。そして昨シーズンは「人生の夏休み」と公言し、1シーズンの休養を得たが、今シーズンより選手として再びコートに立つことに。デンソーの一員として、皇后杯初優勝にも貢献した。 粘り強いリバウンドやそこからのシュート、また相手のハードなディフェンスをものともせずにバスケットカウントを奪うなどの体の強さがウリ。オフェンスだけでなくディフェンスでも体を張り、献身的なプレーも見せる。OQTでは背の大きな相手に執拗なディフェンスで対抗したいところ。妹のステファニーとともにオリンピック出場を目指す。
■#31 平下愛佳
生年月日:2002年1月14日(22歳) ポジション・身長:SG・177センチ 所属:トヨタ自動車アンテロープス 桜花学園高校(愛知県)時代は1年生のときから主軸を担い、3年生のときには3冠を獲得。その後入団したトヨタ自動車では今シーズンで4シーズン目となる。今シーズンはシックススマンとしての出場が多いが、大事な場面でのシュートなど要所を締める働きを見せている。日本代表は、2022年のワールドカップがデビュー戦で、その大会では思い切りの良いシュートで得点を挙げるなど世界を相手に物おじしないプレーが光った。 OQTに臨むチームのコンセプトは『走り勝つシューター軍団』。そのため、平下の真骨頂ともいえるアウトサイドシュートは必要不可欠となるだろう。1月14日に誕生日を迎えたばかりの22歳だが、冷静沈着なプレーも特長だ。
■#32 宮崎早織
生年月日:1995年8月27日(28歳) ポジション・身長:PG・167センチ 所属:ENEOSサンフラワーズ 代名詞ともいえるスピードに乗った超速ドライブは、一瞬にしてディフェンスを置き去りにする。ポイントガードとして着実にキャリアを重ねており、スピードだけでなく、緩急をつけたドライブやそこからのアシストなど状況に応じたプレーでオフェンスを組み立てている。試合の大事な局面でシュートを沈める勝負強さも持ち味の一つで、女子日本代表やENEOSでも窮地を救うシュートを何度も決めてきた。 東京オリンピック以降、女子日本代表ではプレータイムを伸ばし、アジアカップやワールドカップなどさまざまな大会で主力として出場。明るい性格で、ムードメーカーとしてもチームを盛り立てており、ENEOSでは今シーズンからキャプテンという大役も担っている。