『とびだせ どうぶつの森』が発売された日。自由気ままな暮らしを楽しみながら、村長として大活躍【今日は何の日?】
※本記事は、2023年11月8日にアップした記事を再編集したものです。 ニンテンドー3DSを持って外へ“とびだせ” 【記事の画像(15枚)を見る】 いまから12年前の2012年(平成24年)11月8日は、ニンテンドー3DSで『とびだせ どうぶつの森』が発売された日。 『とびだせ どうぶつの森』は任天堂から発売されたコミュニケーションゲーム。現実と同じ時間が流れる村で、どうぶつたちとの会話を楽しんだり、ムシ獲りやサカナ釣りに精を出したり、家のインテリアにこだわってみたり……そんな気ままなスローライフを楽しむことができる人気シリーズの6作目だ。 『どうぶつの森』シリーズの魅力といえば、何と言ってもその世界観。何かを集めるために元気いっぱいに走り回るのもいいが、好きなものに囲まれてゆったりと時間を過ごすのもいい。季節の移ろいとともに景観が変わっていく自然豊かな村で、自分の好きなことを好きなだけできるというのが何よりも充足感を与えてくれる。 本作がそれまでのシリーズ作品と大きく異なる点は、村長として村づくりをしていくこと。村長としての仕事は大きくふたつあり、ひとつは住民の要望をもとに橋やベンチ、交番などの公共施設を建てる“公共事業”。もうひとつは村を美しく保つようにしたり、プレイヤーのプレイスタイルに応じて住民の活動時間や店の閉店時間を変更する“条例”の制定だ。これによって村にさらなるオリジナリティーを出すことができるようになり、暮らしもより快適になった。 村の北側にある踏切を抜けると、いろいろな店が立ち並ぶ商店街が広がっている。 家に関する相談を一手に引き受けるたぬきちの“たぬきハウジング”、花のタネや木の苗などを販売するレイジの“園芸店”、髪型や髪色をアレンジできるカットリーヌの“ビューティーサロン スピーディ”、リアクション芸の達人ししょーが切り盛りするクラブハウス“クラブ444”、村でもらえるパスカード“ソパカ”に載せる写真を撮影できる“照明写真BOX”など盛りだくさん。村で生活をしていくと少しずつお店が増えていくので、商店街をただ歩くだけで心がウキウキしたものだ。 ほかにも、海水浴、キャンプ場、家具のリサイクルができるリサとカイゾーの“R・パーカーズ”など新要素がいっぱい。 さらに、従来は身に着けられるアイテムが上半身だけだったが、本作からトップス、ボトムス、ワンピース、靴下、靴が追加。マイデザインもさらに自由度が高まり、QRコードを使ってほかのユーザーにデザインを広めることもできた。 ローカル通信、あるいはインターネット通信にも対応しており、最大4人でいっしょに遊ぶことが可能。“すれ違い通信”では、すれ違った相手の家がゲーム内の“ハッピーホーム展示場”に表示され、家の中を見学したり、気に入った家具を購入することができたので、ニンテンドー3DS本体を持っていろいろな場所へ出かけた人も多かったのではないだろうか。 なお、本作は2016年11月2日に更新データが配信され、名称が『とびだせ どうぶつの森 amiibo+』に変更。『とびだせ どうぶつの森』ユーザーはインターネット経由でアップデートをすることで、無料でゲームをプレイすることができた。 『とびだせ どうぶつの森 amiibo+』から新たに追加された要素もたくさんある。新キャラクターのパニエルが管理するオートキャンプ場や、村でのさまざまな活動に応じて特典を得られる“くらしサポート”の導入などなど。別売りのamiiboカードやフィギュア型amiiboを読み込ませれば、遊びがさらに広がった。 本作は発売直後から人気を博し、一時は品薄状態に。これは、ROMカード内に使用していた半導体の生産が追いつかなかったためとされている。販売再開後も売り上げを順調に伸ばし、2020年3月にNintendo Switchで『あつまれ どうぶつの森』が発売されるまで、シリーズでもっとも売れたタイトルとなった(2016年3月発売『ハッピープライスセレクション とびだせ どうぶつの森』と『とびだせ どうぶつの森 amiibo+』を含む)。