低学歴・安月給なのに、エリート銀行員より裕福な理由
無収入となる65歳から70歳、もしくは75歳までの空白期間を、自己責任で穴埋めしなければならなくなる未来が、相次ぐ法改正でほぼ確定しました。雇用義務は65歳までなので、2つ目の稼ぎ口がない人は下層老人まっしぐら。株や為替の乱高下で新NISAも怖い。そんな人生最大の危機がいずれ訪れますが、解決策が1つだけあります。それはいますぐ、「稼ぎ口」を2つにすること。稼ぎ口を2つにすれば、年収が増えて、節税もでき、お金が貯まるからです。『やりたいことが絶対見つかる神ふせん』から稼ぎ口のタネを見つけて、『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい 年収アップと自由が手に入る働き方』で、月10万円以上の副収入を誰でも得られるメソッドを公開しています。6000名を超える受講者を成功に導いた新しい働き方を手に入れましょう! ● 昇給昇格しないほうが何倍も裕福に幸せになれる あなたの理想の年収はいくらですか。そして今の年収はいくらですか。もし高収入を望んでいたら、絶対に昇給昇格はしないでください。なぜなら高給取りの人ほど裕福になれないからです。本稿を読み終わる頃には、昇給昇格しないほうが何倍も裕福に幸せになれることを確信いただけます。 まずは、私が目の前で見てきた驚愕の事実を白状します。そのうえで、昇給昇格もせずに、どうやって裕福に幸せになるのか、目からウロコの手順をご案内します。 ● 低学歴・安月給のおじさんは、高学歴・高収入の銀行員より裕福だった 銀行員よりも、低学歴で安月給のほうが裕福で幸せだと気づいたとき、人生の選択を間違えたのだと悟りました。 就活当時の私は、銀行員は高給取りだから、当然お金持ちだと思っていました。ところが入行後、先輩や上司の家に遊びに行くと、平凡なサラリーマン家庭ばかりで、一人もお金持ちがいませんでした。年収は30歳で1000万円、40歳で1500万円を超えるのに、誰も裕福になっていなかったのです。 好対照だったのは、法人融資先の中小企業の社長。彼らの見た目は、ただのおじさんです。最終学歴や年収、家族構成にいたるまで、私はすべて知っていました。私の同僚は難関大学を出ていましたが、オーナー社長の大半は高卒か普通の大卒で、同僚より安月給でした。それなのに、学歴と収入と風貌からは想像できないくらい、羽振りがよかった。 ● エリート銀行員と中小企業の社長の立場が逆転するカラクリ なぜ高給取りの銀行員が裕福になれないのか、不思議に思って源泉徴収票と通帳とを見比べて、やっと原因がわかりました。税金と社会保険料がべらぼうだったのです。年収が高いのは見かけだけで、上げ底に過ぎながった。それどころか、昇進するに連れて出費がかさんでいた。銀行員による不祥事が後を絶たないのは、こんな切実な事情があるからなのかもしれません。 中小企業の社長が優雅に暮らせた原因も突き止めました。 お気づきのとおり、接待費用はすべて、オーナー社長の会社の経費から捻出されていました。お招きいただいた豪邸は会社の社宅で、高級外車も会社名義でした。どうりで羽振りがいいわけです。経費で落とすと利益が減るので支払う税金も減ります。ただでさえ中小法人の税率はサラリーマンの3分の1と低いのに、経費化の恩恵でさらに低くなるのですから、一石二鳥です。 ● 「やりたいこと」で社会に貢献しながら資産形成しよう こうして私は、裕福になって優雅に暮らしたければ、学歴や年収は無用の長物だと悟りました。何のために難関大を卒業し、何のために就活戦争を勝ち抜いて、何のために馬車馬のように働いてきたのか……。それまで信じてきた価値観が音を立てて崩れさったのです。 何もかも知った以上、幹部銀行員というステータスには魅力がなくなりました。どんなに昇給したところで、昇給分は税金と社会保険料などで消え去ります。だったら給料とは別の収入源を作って、中小法人の社長のように優雅に暮らしたほうがいいに決まっています。銀行の仕事には「やりがい」も見出せなくなっていたので、潮時でした。それよりも、「やりたいこと」で社会に貢献しながら資産形成するほうが、ずっと有意義です。 そこで私は、銀行員としての基礎スキルを活用することにしました。融資と資金繰りに精通していたので、事業計画を立てて銀行からお金を借りる程度は朝飯前です。目一杯お金を借りて不動産賃貸業から始めました。最初は小さなボロアパートからスタートし、その後、法人取引のスキルを活かして商業物件へと事業を拡大したのです。FIREできるだけの資産ができたので、50歳でセミリタイアし、その後は、後進の育成を通じて社会貢献を続けています。 こんな経緯から、あなたにもぜひ続いてほしいと願っています。そこで、何から手を付ければよいのか、その手順を簡単にご案内します。 ● 5年以内に「願い事」が叶って手取りを上回る 最初に、神社の絵馬に書くように、「願い事」をふせんに書きます。すると、潜在意識に隠れていた才能・価値観・関心事を言語化できます。それらを組み合わせると、心底「やりたいこと」が明確になる。『やりたいことが絶対見つかる神ふせん』の手順どおりにやれば、必ずできます。あとは「やりたいこと」を収益化すればいいだけです。『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい』のとおりにやれば、5年以内に「願い事」が叶って手取りを上回ることになるでしょう。 参考資料:こんな簡単に儲かっていいの? 富裕層は皆知っている「史上最強の不労所得」 **本記事は、『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい 年収アップと自由が手に入る働き方』著者による書き下ろしです。
坂下 仁