【12球団戦力分析】オリックス・“脱 大型連敗”へ、投打ともに盤石の布陣
ソフトバンクが投打に圧巻のパフォーマンスを見せた昨季のパ・リーグ。2018年も王者の牙城は簡単には揺るがない。攻撃陣の破壊力では引けを取らない西武、昨年の悔しさをバネに頂点を狙う楽天、個の力が充実するオリックスはソフトバンクの対抗馬となり得るのか。栗山英樹監督のタクトが冴える日本ハムと井口資仁新体制で巻き返しを誓うロッテも、台風の目になる可能性は十分。やすやすと王者の独走を許すつもりはない。 ※記録は3月17日時点 ■2018開幕カード VS.ソフトバンク(ヤフオクドーム)2017対戦成績 7勝18敗0分 勝率.280 (ホーム4勝9敗0分・ビジター3勝9敗0分) 予想開幕投手 西勇輝(初) 長いシーズンを戦い抜くためのコマはそろった。エース・金子千尋、西勇輝、B.ディクソンに、新人年の昨季に8勝を挙げた山岡泰輔、さらにドラ1左腕の田嶋大樹が加わり、先発ローテは、さらに強固に。残る1枠を新助っ人左腕のアルバースと、高卒2年目右腕の山本由伸が争う。 救援陣も盤石で、昨季チーム2位の55試合に登板した黒木優太、近藤大亮の両右腕を筆頭に、左のワンポイントとして大山暁史、キャンプから好調を維持している澤田圭佑、小林慶祐とブルペンにも抜かりはない。抑えは日本ハムからFA加入した増井浩俊が務め勝算の立つ布陣が整った。 センターラインのレギュラー不在が課題だった守備面でも・・・
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週刊ベースボール