熱海の今宮神社で「えびす市」 露店やバンド演奏でにぎやかに
第5回「今宮えびす市」が11月24日、今宮神社(熱海市桜町)で開かれた。(熱海経済新聞) 【写真】無料で配られた豚汁「えびす汁」(関連画像3枚) 地域の交流と活性化を目的に2020年、約30年ぶりに再開した同イベント。今年が5回目。境内には、地元飲食店の露店や輪投げ遊びなどのコーナーが設けられ、多くの住民でにぎわった。 マジックショーやダンスの披露、バンド演奏なども行われ、来場した住民を楽しませた。えびす像の下に設けた足湯に漬かって足を温める人の姿も見られた。社務所では、学生服などのリユース販売や障害者支援施設「陽光の園」利用者の描いた絵画展示なども行われた。元フジテレビプロデューサーの王東順さんを講師に招いての「恵比寿(えびす)講座」も開講。地元の事業者らが熱心に耳を傾けて商売繁盛のこつを学んだ。 人気を集めたのは、新嘗祭(にいなめさい)で供えた野菜などを使った豚汁「えびす汁」。100食が無料で振る舞われた。 今宮えびす市実行委員長の米山秀夫さんは「熱海西部地域も熱海駅前や銀座商店街のように元気で活力ある地域にしたいと始めたイベント。会を重ねる度に内容を工夫していることで来場者も増えている。にぎわいの輪が広がり、住んで楽しい街にしていきたい」と話す。
みんなの経済新聞ネットワーク