長時間の電話を好む70代の母。家の電話とスマホの通話料が「毎月2万円」近くになっているのですが、シニア世代では当たり前なのでしょうか?
メールやSNSなどのさまざまな連絡手段がある中で、シニア世代のおもな連絡方法には、スマートフォンや固定電話での「通話」があげられます。家族が長時間通話を好んで利用している場合、毎月の通話料が高くなってしまうことに悩む人もいるでしょう。 今回はシニア世代がスマートフォンや固定電話の通話を利用する頻度や割合などについてご紹介します。あわせて、料金をおさえる方法もまとめました。 ▼夫婦2人の老後、「生活費」はいくら必要? 年金額の平均をもとに必要な貯蓄額も解説
シニア世代がスマートフォンの通話を利用する頻度はどのくらい?
イオンリテール株式会社が実施した調査によると、シニア世代がスマートフォンの通話機能を使用する頻度は、以下のようになっていました。 ・毎日:19.6% ・2~3日に1回程度:23.8% ・週に1回程度:16.0% ・週に1回以下:35.6% ・利用していない:5.0% 週に1回以上使用している人の割合は全体の6割程度となっており、通話機能を定期的に使用している人はある程度いると考えられるでしょう。 なお、スマートフォンを利用している人を対象として1回あたりの平均通話時間を調査した結果については、以下の数値が掲載されています。 ・1分未満:24.5% ・1分~5分未満:53.4% ・5分~10分未満:13.7% ・10分~20分未満:4.0% ・20分~30分未満:1.9% ・30分~1時間未満:1.4% ・1時間以上:1.1% このことから、1回あたり10分未満で通話を済ませる人は全体の9割以上を占めていると分かりました。長時間通話を何分以上からと捉えるかは人によって異なりますが、仮に30分を基準として考える場合、全体の3%以下となります。 さらに、同調査によると、シニア世代のスマートフォンの毎月の平均通信費は、「2000~3000円未満」と「3000~4000円未満」が最も多く、平均金額は4425円という結果でした。大手3キャリア利用者では「4000~5000円未満」が最も多く、平均金額は5272円です。 そのため、今回のケースのように、通話料がスマートフォンと固定電話合わせて2万円近くになっているという場合、比較的高額になっていると考えられます。