小松でクマと車接触 矢田野町の国道、けが人なし
5日午後11時半ごろ、小松市矢田野町の国道305号矢田野交差点付近で、男性が運転する乗用車と体長約1メートルのクマが接触する事故があった。市によると、車の一部がへこんだものの、男性にけがはなかった。クマの行方は分かっておらず、市が防災行政無線などで住民に注意を呼び掛けている。 男性は加賀市から能美市方面に走行していた。小松市が現地を確認したが、クマの痕跡は見つからなかった。現場は周辺に住宅や飲食店が立ち並び、約600㍍離れた場所には矢田野小がある。市は事故を受け、8日まで朝晩にパトロールを実施する。 小松市では10月に入ってクマの目撃情報が相次いでおり、6日は午前6時ごろに白山田町で地域住民が成獣1頭を目撃した。午後0時15分ごろにも同町で成獣1頭が見つかっており、市は同じ個体とみている。同8時半ごろには、河田町の桜生水付近で住民が2頭を目撃し、市と小松署に連絡した。 加賀市では同日午前10時ごろ、尾中町の市道でドライバーが道路を横切る成獣1頭を発見した。かほく市では午前10時ごろ、市笠島の畑で住民がクマとみられる足跡を見つけた。