【有馬記念】レガレイラ木村哲也調教師・優勝インタビュー 「来年は彼女が中央競馬を引っ張っていく馬の一頭になろうかと思います」
--今の心境は 「この一年、なかなか応援してくださる皆さんが納得してくださるであろう走りがレガレイラはできていなかったので、最後に本来のものをレガレイラと表現できて、責任を果たせたというところで非常にホッとしています」 --前走・エリザベス女王杯5着の状態は 「前走で他の馬に迷惑をかけたり、接触して細かい外傷を負っていたので、かなり注意して馬体の状態を見たんですけど、牧場に戻って、おおむねエリザベス女王杯と同じような体調をキープして次に行けるのではなかろうかという感じでした」 --きょうの雰囲気は 「1年前の彼女と違って、落ち着いたなかで立ち振る舞っていたので、非常に頼もしく見えました。けさ(美浦)トレセンから送り出すときのシルエットを見て、『1年経ってずいぶんお姉さんになったな、立派になったな』という感想を持ちました」 --自信のほどは 「どのレースも自信ないんですよ(笑)。着順のことはあまり考えないで、どの馬もより良い健康状態で競馬場に送れるように心がけていて。すみません、メディア泣かせで申し訳ないです(笑)」 --道中は好位から運ぶ形 「スタートしてから戸崎さんが積極的に出してくれて、いいポジションを取れたなと思いました」 --直線は力が入ったか 「そうでもないですよ。最後、かわす、かわされるというところで若干ドキドキするようなところはありましたけど、最後は内からかわしてくれたんじゃないかなというのが見えたのでうれしく思いました」 --有馬記念の3歳牝馬Vは64年ぶり 「すごいことだなと思います。きょうは全ての出走馬のなかで一番、運を引き込んだと思うんですけど、その(64年の)間、いろいろなホースマンが努力の上で歴史を紡いできたわけなので、ファンの皆さんにドラマを提供できたのであれば非常に誇らしく思います」 --今後に向けて期待のほどを 「ドウデュースが引退するということですし、来年は彼女が中央競馬を引っ張っていく馬の一頭になろうかと思います。それを体現できるように、彼女の傍らでサポートして育んでいきたいなと思います」