「怒っている人は、優位性を示したい」アドラーが分析した感情の目的
不機嫌とは母親への反抗
カウンセリングで、「この子は、『私は不機嫌でいるのが好きなの』とはっきり言ったのです」と報告してきたカウンセラーがいた。 これは、この子が社会的なつながりをもてないこと、その結果不機嫌であることが、彼女に許された唯一の手段だということを示している。不機嫌であることは、彼女が、彼女の母親を拒むための最良の手段であり、だから不機嫌でいることが好きなのだ。 『アドラーのケース・セミナー』より
感情には「目的」がある
人間は、「目的」を設定して初めて感情が生まれる。 私たちはそのことをきちんと認識しないといけない。 『人間知の心理学』より
アルフレッド・アドラー(心理学者),岩井俊憲(訳)