正しくお手入れしないと老け顔の原因に!? 若々しさを取り戻すには「角質ケア」おすすめ!米専門家が解説
「角質ケアとは、古くなった角質を取り除くプロセスです」と、ニューヨーク市にあるMDCS皮膚科医であるマリサ・ガーシック医師は説明する。角質ケアには“化学的ケア”と“物理的ケア”の2種類があり、(これについては後述)、「それぞれの方法で古い角質を除去し、肌を明るく輝かせ、柔らかく滑らかな手触りに導くのが特徴です」と彼女は述べている。 【写真】明るく若々しい印象に!専門家が教える「角質ケア」の手順 さらに、MDCS皮膚科でダブルボード認定を受けた皮膚科医、ブレンダン・キャンプ医師によると、「角質ケアの効果には、毛穴詰まりを防いでニキビを予防すること、肌のトーンを明るくすること、そしてコラーゲン生成を促進して若々しい肌を保つことが含まれます」と話す。 ここからは「角質ケア」の種類や選び方を解説していきます。 ※この記事はPreventionからの翻訳をもとに、日本版ウィメンズヘルスが編集して掲載しています。
角質ケアの種類
専門家たちによると、角質ケアには物理的なものと化学的なものの2種類があるという。 【物理的ケア】 このタイプの角質ケアは「機械的に角質を削り取る方法」とガーシック医師は説明する。たとえばスクラブのように、このタイプの製品には角質を物理的に除去する粒子や成分が含まれていることが多い。たとえば砂糖、塩、挽いたコーヒーなどが代表的であり、肌の表面を削ることで自然なターンオーバーを加速させる。ドライブラッシングもこの一例である。 【化学的ケア】 キャンプ医師によれば、「化学的ケアや酵素によるケアは、角質同士を結びつける結合を壊す酸や酵素の作用を利用している」という。このタイプの角質ケア製品は、液体、セラム、酵素パウダーの形で提供されることが多い。 化学的ケアには、グリコール酸、乳酸、マンデル酸などのアルファヒドロキシ酸(AHA)や、サリチル酸のようなベータヒドロキシ酸(BHA)が含まれていることが多いとガーシック医師は述べている。
肌質に合った角質ケア製品の選び方
ガーシック医師は、敏感肌や酒さ肌(赤ら顔)の人は、角質ケアを慎重に行うよう勧めている。以下、肌質ごとに最適な角質ケア製品の選び方。 敏感肌・乾燥肌: 「乾燥肌や敏感肌の方は、物理的な角質ケアが肌に刺激を与える可能性があるため、化学的な角質ケアを選ぶのが最適です」とガーシック医師。 脂性肌: ガーシック医師は「脂性肌の方は、角質ケアと毛穴の詰まりを解消するのに効果的なサリチル酸(化学的な角質ケアの一種)を使用するとよいでしょう」と話す。 混合肌または普通肌: 混合肌の方は、化学的ケアでも物理的ケアでも選択可能だが、ガーシック医師は、どのタイプの角質ケアであっても過度のケアは避けるべきと警告している。キャンプ医師によると、過剰な角質ケアの兆候には「赤み、刺激、さらには発疹や肌のダメージ」が含まれるという。