「4-2-3-1になった時にアジアカップで難しいシチュエーションが多かったなかでどうすればいいのか」南野拓実がシリア戦後に明かした苦悩【W杯予選】
やはり中央のエリアでプレーしてこそ
3-4-2-1システムでスタートさせて、最終的にシリアを5-0で撃破した試合を振り返り、2シャドーの一角で先発出場した南野拓実は「配置的にもみんな特長を出しやすかった」とコメント。続けて「欲しいタイミングでゴールがポンポンと入った中で、試合を上手く運ぶことができました」と内容にも手応えを感じているようだった。 【PHOTO】20年ぶり広島市で代表戦!エディオンピースウイング広島に集結した日本代表サポーター!(場外編) 「2次予選なので相手のレベルとかがありますけど、攻撃的な意味での3バックで良いシーンを出せたと思います」 南野のコメントで興味深かったのは苦悩を明かした部分、具体的には3バックシステムから4バックに変更した後半の戦いぶりについて触れた点だ。 「4-2-3-1になった時にアジアカップで難しいシチュエーションが多かったなかでどうすればいいのか、個人的にもすごく考えていました。ワイドに張ってスペースを空けたうえでどのタイミングで自分が関わっていくか、得意なシチュエーションを活かすのであれば自分は中に入って、外を誰に任せるかとか、そういうところを上手く連係しながらプレーできたのが良かったです」 後半の頭から任された4-2-3-1システムの左サイドハーフで南野は正直、機能していると言い難かった。持ち味をより発揮できたのは、トップ下に移行した62分以降だろう。85分にドリブルで切り込んで自らの右足でダメを押したシーンが、南野にとってこの日最大のハイライトだった。 やはり、中央のエリアでプレーしてこそ、南野は活きる。 取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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