上を向くだけでも効果あり!「自律神経」を整えて快適に暮らす5つの行動
4 嫌な気持ちになったら上を向く
昨今はストレス社会。みなさん何かしらストレスと向き合っています。しかし、メンタルの問題をメンタルで解決するのはなかなか困難。嫌な気持ちになったときは、具体的かつ物理的な方法でアプローチするのがおすすめです。まずは「上を向く」を試してみて。とてもシンプルですが、上を向くと体に酸素を取り込みやすくなり、自律神経が整い、感情の整理もつきやすくなります。
5 腸内環境を整える
腸内環境と自律神経は密接に関わっている!腸内環境が整うと、腸の動きがよくなります。じつはこの腸の動きをコントロールしているのも自律神経。そのため、腸の動きがよくなると自律神経が整い、自律神経が整うと腸の動きもよくなるという好循環に。とくに腸のぜん動運動は自律神経のなかでも乱れがちな副交感神経を活性化してくれるので、気持ちをリラックスさせるのに効果的です。 ●腸のお疲れ度チェック! □ 便秘気味で毎日排便がない □ 便が硬かったり下痢気味 □ 便意が突然くる、または便意をまったく感じない □ 排便後、お腹にハリがあったり便が残っている感じがする ひとつでも当てはまる人は、腸内環境を整える行動を意識しよう! ●腸にいいおすすめAction! ・善玉菌のエサになる食物繊維をとる 腸の働きをよくするのに欠かせない食物繊維。なかでも現代人は水溶性食物繊維が不足しがちなので、意識してとりましょう。きのこや海藻などのネバネバ食材に多く含まれています。 ・茎が緑のバナナを食べる バナナには不溶性食物繊維と水溶性食物繊維、両方の働きを担ってくれるレジスタントスターチ(でんぷんの一種)が豊富。なかでも茎が緑色のバナナに多いので1日2本を目安に食べてみて。 ・夕方に発酵食品を食べる 自律神経が交感神経から副交感神経に切り替わるのが夕方ごろ。そのタイミングで発酵食品を食べるとより効果的です。とくにビフィズス菌は40代を境に減少するので積極的にとりましょう。 <教えてくれた人> 医師 小林弘幸さん 順天堂大学医学部教授。自律神経研究の第一人者として、メディア出演多数。著書に『はじめる習慣』(日経ビジネス人文庫)。 参照:『サンキュ!』2024年7月号「自律神経を整える5つの行動」より。掲載している情報は2024年5月現在のものです。 編集/サンキュ!編集部
サンキュ!編集部