⚽ジュビロ磐田、J1への執念もう一度 30日引き分け以下で自動降格
明治安田J1リーグは16日、8月の台風10号の影響で延期された第29節を行い、18位の磐田は3-4で横浜Mに敗れた。次節30日のFC東京戦で勝っても他会場の結果次第で4度目のJ2降格が決まる。引き分け以下ならば無条件だ。 降格圏18位の磐田はG大阪戦に続き、壮絶な打ち合いの末、横浜Mに敗れた。8月31日の悪天候で未消化分の試合だったが、試合数が並んでも残留圏との勝ち点差「5」は縮まらなかった。巻き返しを誓った終盤戦で痛恨の3連敗。冷たい雨が選手に打ち付けた。 前半5分、渡辺が相手背後に抜け出して最後はクルークスが合わせて先制した。その後は押し込まれる展開が続き、前半終了間際、自陣で球を失い、同点に追い付かれた。 後半2分、自陣右サイドを崩されて勝ち越された。19分はCKの流れから3失点目。26分にもDF裏を取られて4点目を失った。38分と追加タイムにジャーメインが2点を返したが、及ばなかった。 得意の左足と頭でクロスに合わせたFWジャーメインは「前節と同じ展開になってしまった。失点が1、2点余計だった」。今季18、19点目をマークして猛烈に追い上げたが、勝ち点を奪えず表情はさえなかった。 「すごく悔しい結果だが、前向きなメンタリティーで臨みたい」と山田主将。2週間の準備期間で、J1で戦い続ける執念をもう一度見せたい。
静岡新聞社