カフカの手紙、競売へ 落札予想額は1800万円
【ロンドン・ロイター時事】「審判」や「変身」で知られるチェコ出身の20世紀の作家フランツ・カフカが友人の詩人に宛てて書いた手紙が、競売商サザビーズが26日~7月11日に行うオークションに掛けられる。 落札予想額は7万ポンド(約1400万円)から9万ポンド(約1800万円)。 サザビーズによると、手紙は1920年4月から6月ごろにイタリア北部メラーノの療養所で書かれたとみられる。ドイツ語で「不安が内なる存在に達すると、書く手が止まってしまう」とつづり、3年にわたって何も執筆していないことを明かしている。カフカは17年に結核を患い、24年に40歳で亡くなった。