小学校で50年前のタイムカプセルが見つかり開封式 懐かしかったり、恥ずかしかったり、それぞれの思い出に歓声が 静岡・熱海市立多賀小学校
静岡県熱海市の小学校で50年前のタイムカプセルが見つかり、開封式が行われました。 熱海市立多賀小学校で16日行われたタイムカプセルの開封式に、当時の在校生や卒業生らおよそ40人が集まりました。 カプセルは高さ70センチほどの円筒形で12本あり、倉庫の奥から見つかったということです。 タイムカプセルの表面に1974年5月22日と記されていて、前年の学校創立100周年を記念して1973年3月に作られました。 國原尋美校長によりますと、当初カプセルは校内に埋めてありましたが、校舎改築の時に掘り出されたのだろうということです。 ●当時の卒業生: 「カプセル自体も覚えていない」 ●当時の卒業生: 「何かやったのは 覚えているんだけど、内容までは覚えていない。本当は私たちが6年の時に100周年だった。何かの都合で1年遅れた。私たちが中学1年の時に多賀小で100年のイベントをやった。(何が出てくるか)楽しみですね」 ●当時の2年生:「大きな紙に自分の将来の夢と顔を描いた気がする」 カプセルを開けると歓声が沸き、一つのカプセルから乾燥材の石灰と筒状のものがクラスの数だけ出てきました。 当時の幼稚園児や小学生、卒業生らおよそ1000人がクラスごとに好きなことや将来の夢などを書いていました。 ●当時の卒業生: 「ありました。好きな花 チューリップ」 中には私の大好きな言葉として「富・名誉・地位・権力」と書いていた人も。 ●当時の卒業生:「小6の時にこんなことってある?。いやだ」 「大きくなったら魔法が使えたらいいな」と書いていた人は。 ●当時の2年生: 「(書いた記憶)全然ないです。魔法使いになれていないな」 皆当時のことを思い出しながら旧交を温め、寄せ書きを写真に収める人もいました。 ●当時の卒業生: 「思い出がよみがえりますね。楽しいです」 ●当時の卒業生: 「恥ずかしすぎて自分の幼さと、どういうことだったのか 分かりません」 この日来られなかった人には同窓会で披露しようという話も出ていました。