巨人から戦力外の加藤廉が「YBSホールディングス」で現役続行 都市対抗野球に「出てみたい」
今季限りで巨人を戦力外となった加藤廉内野手(25)が、来季から社会人企業チーム「YBSホールディングス」で現役続行することが18日、分かった。「社会人野球でやりたいという思いがあり、都市対抗野球などの舞台にも出てみたいと考えて決めました。今後の人生を考えた時に、正社員として採用してもらえることも大きな要素でしたし、資格への挑戦もしていきたい」。今後は会社員として働きながら、全国の舞台を目指して野球を続けていく。 【選手名鑑】加藤廉どんな選手 本拠地となる兵庫での生活は人生初で「知らない土地なので心配はありますが、楽しみもあります」と笑う。新天地では自身よりも若い選手が多いこともあり、プロで培った経験や技術を還元する役割も期待されている。「巨人で培った経験や知識を伝えて、チームを引っ張っていけるように」と力を込めた。 東海大海洋から2020年の育成ドラフト12位、全体で最後となる123番目に指名を受けて巨人に入団。今年9月30日に戦力外通告を受けた。4年間で支配下昇格はつかめなかったが、「本当に今までで1番充実していた時間でした。普通の人ではできない貴重な経験ができたと思いますし、その中で一日一日と勝負をしてこられたのは、これからも強みになるのかなと思います」。巨人への感謝も胸に、第2の野球人生を歩み出す。(小島 和之)
報知新聞社