【毎日書評】やる気を高める3つの要素でインプットの質はあげられる!
ビジネス目標の基本形
ところで、どのようなプロジェクトをするときにも、目標設定は欠かせません。 きちんと目標を設定することでパフォーマンスが上がり、より大きな成果を達成することができるのですから。また、それがインプットのクオリティを上げることにもつながるでしょう。 そこで著者は、ビジネスや勉強の場面で幅広く使われている「SMART目標」について解説しています。なお「SMART」とは、目標設定に必要な5つの要素の頭文字をとって並べたもの。 ・Specific(具体的に) ・Measurable(測定可能な) ・Achievable(達成可能な) ・Related(関連した) ・Time-bound(時間制約がある) (161ページより) たとえば「よい成績を挙げる」という目標は、抽象的で成果が曖昧。そのため、予定や目標に至るまでの自分の役割や道のりを描きにくいわけです。 その一方、「来月の自分の営業の売り上げを今月から10%アップさせる」という目標であるなら、「毎週3%アップさせる」というように具体的な道筋を描くことができます。 ここからもわかるように、漠然とした目標よりも、“具体的で、かつ、達成したかどうかがはっきりわかる”「Specific(具体的)」な目標や、到達具合を数値化できる「Measurable(測定可能)」な目標が重要な意味を持つのです。 また、「来月の」というように、「Time-bound(時間制約がある)」という要素も大切。達成までの時間を意識することができれば、いつまでも未達成の状態を避けることも可能になっていくからです。 加えて、「10%アップ」というような目標が、あまりに非現実的だった場合にも注意が必要。ある程度レベルが高かったとしても、「Achievable(達成可能)」な目標を立てる必要があるということです。 そして、売り上げを上げることが会社や自分にとって有意義なものでなくてはいけません。つまり文脈に合わない目標ではなく、「Related(関連した)」目標を心がけなくてはいけないのです。 このように「SMART目標」の5つの要素をつねに意識し、基本となる目標を立てる。それこそが、効果的な目標達成のための第一歩だということです。(160ページより) 高いモチベーションを維持し、信頼できる情報を、効果的なインプット法で学習できるようになること。 それが本書のテーマだそうです。つまり、しっかりとしたエビデンスに基づく効果的なインプット法を習得することができるということ。さまざまな領域においてのインプット力を高めるために、参考にしてみてはいかがでしょうか? >>Kindle Unlimitedの3カ月無料キャンペーン【7/17まで】 「毎日書評」をもっと読む>> 「毎日書評」をVoicyで聞く>> Source: あさ出版
印南敦史