小池都知事が緊急会見 豊洲汚染対策問題で報告(全文1)主要棟下に盛土なし
新たな問題について専門家とプロジェクトチームを動かしていく
ということで、オーソライズされていないというのが、今日の一番の大きな問題であろうと、このように思っております。よって、じゃあどうするかでありますけれども、この件については別途あらためて専門家の方々に判断をしていただくと。これはもともとこの土壌問題について長い間、専門家の会議を開いていただいてきた平田先生にももう一度あらためてお伺いをしなければなりませんし。平田先生にしても、全然違う前提でもっての、ここのところにふたをしているという状況についてはたぶんご存じないのではないかというふうに思うんですね。よって、そういった状況の中で、この専門家の会議として、これで安全なのかどうかというのはもう一度聞いてみないといけないということだと、私、そのように理解したところでございます。 いずれにいたしましても、これまで土壌汚染対策として巨額なお金が投じられてまいりました。858億円というとてつもないお金でございます。今、「海の森」のそこの工事現場で、かつては70億円ぐらいだったのが、それが7倍になってるじゃないかという話。これだけで約500億円の話ですけれども、もうこちらのほうはすでに858億円、土壌対策だけでお金をつぎ込んでいるわけでございまして、タックス・ペイヤーズ・マネーを考えますと、こちらのほうは、さらには食の安全ということも鑑みますと非常に大きな問題だと思います。 いずれにいたしましても、しっかりとこれからの専門家の会議、それから来週、私は定例の記者会見がございませんで、リオのほうにまいりますけれどもPT、プロジェクトチームを立ち上げることとなっております。今、ご参加いただく方々の出仕、それぞれお務めになっているところのファイナルな許可などを待っているということで、まだ皆さま方へのご報告が済んでおりませんけれども、いずれにいたしましても、早期にそのプロジェクトチームを立ち上げといいましょうか、スタートさせていただいて、そのなかには建築、そしてまた土壌問題、そういったそれぞれの専門家の方、小島、青山学院大学の先生をヘッドといたしまして、このプロジェクトチームを動かしてまいりたいと考えております。 以上、このように、行政の手続き的な問題、それから情報公開しても正しい情報を伝えていたのかという問題、それぞれ今、市場の担当者、それから少しさかのぼりますので、当時の担当者などにも話を聞かなければならないと、このように思っております。いずれにいたしましても、何か次から次からいろんな課題が出てきて非常に悩ましいところではございますけれども、やはりこれによって食の安全に対しての消費者、そしてこの場で働く方々、そういった方々が本当の意味で安心できるのかどうか。オリンピック・パラリンピックのために必要な道路はいったいどうなるのか。総合的に1つ1つの問題、解決をしていきたいと。というか答えを出して、そして取り組んでまいりたいと思っております。 こういった問題は、あとから出てくるよりも、今どんどん出していこうというぐらいの気持ちでおります。さもなければ、結局あとからさかのぼってどうだったとかいうのは私はかえってまずいし、それから急がば回れだと思っておりますので、いずれにいたしましても、これについてもしっかりと取り組んでいきたいと、このように思っております。私のほうからは以上でございます。 司会:それではご質問のある方は挙手をお願いいたします。指されたら社名とお名前を名乗ってご質問をお願いいたします。じゃあ、2列目の中から4番目の。 【連載】小池都知事が緊急会見 豊洲汚染対策問題で報告 全文2へ続く