京都・福知山成美高校サッカー部、留学生2人がJチーム入団へ 感謝を忘れず活躍誓う
京都府福知山市水内、福知山成美高校サッカー部3年、ナイジェリアからの留学生2人が、サッカーJ1のヴィッセル神戸とJ2の徳島ヴォルティスに、それぞれ2025年シーズンから加入する。成美高出身のJリーガーは、これで5、6人目。ともに指導者らへの感謝を忘れず、夢の舞台での活躍を誓う。 身長194センチ、体重84キロのGKウボング・リチャード選手が神戸に入団。身長176センチ、体重76キロのFWローレンス・ディビッド選手は徳島に入る。2人とも10歳の頃から、母国のサッカークラブ「イガンムFC」に所属。ディビッド選手は、U15・U17のナイジェリア代表も経験した。 22年4月に同校へ入学し、普通科国際コースで勉学に励みながら、サッカーに打ち込んできた。そんな2人の活躍もあり、高校選手権京都大会、インターハイ京都予選では、23年から2年連続で4強入り。ともに両大会で、優秀選手にも選ばれている。
高身長の守護神 GKリチャード選手
リチャード選手は、身長の高さや手足の長さを生かしたハイボールへの対応、シュートストップが得意。高校でロングフィードのキック力が上昇し、さらに力をつけた。
技巧派ドリブラー FWディビッド選手
ディビッド選手は足が速く、瞬発力があり、多彩なテクニックを駆使したドリブルが魅力の選手。高校では、シュート力、決定力にも、さらに磨きがかかったという。
J加入会見で決意など語る
13日には、同校でJリーグ加入選手合同会見があり、2人のほか同校サッカー部の今川宜久監督(55)、ヴィッセル神戸の宮本章宏本部長(37)、徳島ヴォルティスの黒部光昭強化本部長(46)らが出席した。 リチャード選手は「これからめっちゃ頑張ります」、ディビッド選手は「みんなの期待に添えるよう頑張りたい」と、それぞれ日本語で決意表明。今川監督も「プロの世界は厳しいが、しっかりチームに貢献してほしい」とエールを送っていた。