小池知事定例会見9月1日(全文1)一般会計など公金支出情報の公開スタート
「江戸東京きらりプロジェクト」のモデル事業決まる
それから3つ目です。「江戸東京きらりプロジェクト」のモデル事業が決まりました。江戸東京の伝統ある技、そして老舗の産品の磨き上げと発信で世界に羽ばたく東京ブランドの確立を目指すということで、6月にモデル事業の公募を行いました。そうしますと、衣食住の各分野の事業者の皆さんから24事業の応募がございました。それぞれ事業提案について、例えば技、産品、それぞれの独自性であるとか、優位性など、こういった視点から外部の有識者に審査いただいて、本当に素晴らしいものばっかりだったんですが、今年の分として、モデル事業としてふさわしい5つの事業を選定いたしております。 衣食住の衣の部分でありますけれども、江戸小紋の染めの技術でストールなどの新しいマーケットの開拓を目指す、廣瀬染工場という会社、有限会社であります。それから組みひもの技術をボールペンであるとか、ブレスレットなど、新たな用途開発に挑戦をする株式会社龍工房。それから3つ目が食の分野で江戸前料理と江戸東京野菜の魅力の発信に取り組んでおられます、これは組織でありますけれども、NPO法人日本料理アカデミー東京運営委員会の皆さま。それから住の分野では職人のおしゃれ心であるとか遊び心を取り入れて、新たな視点から刃物の製作に取り組むうぶけや、それからさらに衣食住の組み合わせにおきましては、江戸切子の独自の模様、文様を考案して現代的なグラスを作ったり、あめ、手拭いなど、多分野への展開にも取り組んでこられている、株式会社江戸切子の店 華硝。この5つをピックアップさせていただきました。 今後、各分野の専門家がさらにデザインであるとか、ブランディング面など、モデル事業の磨き上げを行ってまいりまして、その具体的な支援については9月11日に開催いたします第4回の江戸東京きらり推進プロジェクトで議論をいたします。また、11月にはプロジェクト発信イベントを開催して、こうした取り組みを通して東京の宝物を国内外に発信をしてまいりたいと考えております。 ちょっと現物、ここお持ちしたんですけれども、これ、江戸切子のガラス細工、ワイングラスですね。とても繊細で、かつこの模様が本当に江戸を感じさせる、こういったグラスであるとか、同じく江戸の模様、文様を使いまして、こういうこのいくつかを組み合わせたお扇子であるとか、それからこれ、組みひもの技術を使ってカメラのホルダーにするとか、こういった形で江戸のこの匠の技をそれぞれ現代に生かせる、そのようなものを今回は選び出しております。 今、日本にインバウンドで来られるお客さまなどもいろんな情報をもうご存じで来られて、そのピンポイントで目指して来られますけれども、その情報にちゃんと引っ掛かるように、ちゃんとこちらからも発信をしていくということが重要かと思っておりますが、今回こうやって5つの産品などをピックアップさせていただいたということでございます。