小池知事定例会見9月1日(全文1)一般会計など公金支出情報の公開スタート
目指す都市像実現のために7つの戦略
で、グランドデザインが目指す都市を実現していくために、7つの戦略をベースにいたします。それをベースに、具体的に取り組んでいくということですけれども、いくつかご紹介しますと、例えば2番目にあります、人、モノ、情報の自由自在な交流を実現する。これはどういうことかと言うと、道路ネットワークがおおむね出来上がる時代と、その時代を見据えまして、車の交通がスムーズになるなどの効果を生かして、道路の空間を再編して、歩行車、自転車、緑の空間を充実させるということ。そしてゆとりや賑わいも生み出していくという考え方でございます。 それから戦略。次のページ、戦略の5番にありますように、利便性の高い生活の実現と多様なコミュニティの創出、これをタイトルにしておりますが、地域の賑わいであるとか交流を生み出すため、空き屋、空き地を新たな都市の財産として活用をしていくということでございます。 戦略6で四季折々の美しい緑と水を編み込んだ都市の構築ということをタイトルにしておりますけれども、先日公表したように、日本橋のあの首都高ですね、それを地下化するであるとか、それから水辺の賑わいを創出するなどといったような方向を進めていく。国と連携をして取り組んでいくことになるかと思います。このようにさまざまな取り組みを、新たな工夫も加えながら進めていくということであります。 2040年代でありますけれども、戦後100年の節目を迎えるということになります。それから2020年の2020大会で世界を感じた小中学生が大人になって、社会の中心を担う時代になるというのが、だいたい2040年ということになります。そこでこの未来を担う次世代に、先人たちから受け継いだ東京を引き継いでいく。その責務のある子供たち、それから都民、企業、区市町村など、さまざまな関係者と都市づくりの目標を、このグランドデザインを共有する形で進めていき、そしてより良い東京をつくっていきたいと考えております。これが、最初の項目でございます。