小池知事定例会見9月1日(全文1)一般会計など公金支出情報の公開スタート
27会計の公金支出情報を所管局のHPで公開
2つ目でありますが、情報公開は東京大改革の一丁目一番地だと何度も繰り返し申し上げてまいりました。そしてそれを肉付けするのが、今日のお伝えいたします、「公金支出情報の公開」についてでございます。これは、情報公開の一環でありますけれども、今年の1月にお知らせいたしました公金支出情報の公開、これは覚えてらっしゃると思いますけれども、これにはシステムの改修が必要だったことであるとか、おびただしい数の項目でございまして、いろいろとチェックをしていかなければならないということで時間がかかりましたが、いよいよ今日のこのあと15時から開始をいたします。 で、具体的には一般会計と特別会計と公営企業会計、これ、全部27会計、そしてその数は年間70万件分、この支出情報について公開をするというものでございます。都の情報公開ポータルのほうに公開ページへのリンクを設置いたしまして、それぞれの会計を所管する局のホームページを公開することとなります。 こちらのディスプレー、ちょっと見にくいかもしれませんけれども、会計管理局の支出情報がずっと表示されておりますけれども、課ごとに支払日であるとか支出の科目、支払い内容、支払額、こういった情報を1件ごとに公開をすることとなります。この公開する情報はご覧のようにExcelファイルで検索、そして集計がしやすくなっております。これは今後、毎月下旬に更新をし、そして追加をしていくことになります。これによって都民の皆さま方からお預かりした税金がどのように生かされているかということを容易にご覧いただけるようになるわけでございまして、また、それは職員の意識向上が図られるであるとか、ワイズスペンディングにも資することになると、このように考えております。 作業は大変膨大なものがございましたけれども、職員もしっかり頑張って、これを仕上げてくれました。ぜひこの情報公開をしっかり続けることによって透明性の確保を進めていきたいと思います。 それから70万件を公開するに当たって、個人情報部分っていうのもございまして、それについてはしっかりと守っていくと。ですからその分、大変手間も掛かったわけでございます。ということで、7月分からの公開で、月末に更新ということになります。これ、ほかの府県、市と比べましても、東京都の場合はとにかく件数が多いということでございます。それをどっと公開させていただくということで、大きな転換点かと思います。 ちなみに情報公開でいろいろと情報開示のご要請をいただいておりますが、中には30万件分出せとか、ちょっとそれにかかる時間、エネルギー、その他、出すべきものは出してまいりますけれども、時にはその作業だけで何年もかかるというようなこともございますので、その辺は吟味させていただくということを一言申し添えておきたいと存じます。