年末2大レースに向けた熱き戦い閉幕/ボートレース下関・チャレンジカップ 三浦永理 河合佑樹
ボートレース下関のSG「第27回チャレンジカップ/G2レディースCC」は24日に熱き戦いに幕を閉じた。 6日間の売上は155億1744万6600円で、目標の175億円を下回った。原因としては、1コースの1着率が比較的低かったため、本命党のファンが勝負しづらかった可能性がある。当地の一般戦ではA1級の1号艇をシードする番組が多く、1コースの1着率は全国でもトップクラス。ただし、今節では必ずしもそのデータ通りの強さは感じられなかった。SGの準優勝戦と優勝戦では1号艇が勝利を収めたが、全体としてインコースの強さは印象に残らない内容だった。 一方で、当地本場には家族連れなど多くのファンが詰めかけ、ファンサービスも充実していた点は明るい材料だ。ファミリーで楽しめるボートレースの魅力が広がったのは、未来に向けたプラスの要素といえる。SGとGⅡには地元から白井英治、寺田祥、向井美鈴が出場。寺田祥は準優で1号艇を獲得し優勝戦にも進出。大会を盛り上げた。向井も奮闘を見せ、白井は準優で6枠ながら3着と見せ場を作った。 また、チャレンジカップとレディースチャレンジカップが終了したことで、年末の2大レース「SGグランプリ」と「クイーンズクライマックス」の出場メンバーが決定した。 SGグランプリには馬場貴也、毒島誠、桐生順平、茅原悠紀、峰竜太ら18名が選ばれた。一方、プレミアムGI「第13回クイーンズクライマックス」は12名が参戦予定。女子賞金5位の守屋美穂が選出除外となる中、遠藤エミ、三浦永理、浜田亜理沙らが名を連ねた。 これから年末に向けて、さらに盛り上がりを見せるボートレースに期待が高まる。
優勝者コメント・三浦永理
「スタートは早い気がして放っちゃいましたけど、持ちましたね。1Mは3番(西橋奈未)がいましたよね。角度的には大丈夫かなと。あとは転ばないように走りました。仕上がりはちょっとおかしくして、あ、まずいと思って元に戻して、(平高)奈菜ちゃんと合わしてもらったら良かったんで。これでと思って、レースはいい感じで行けました。クイーンズクライマックス1走目は1号艇でまた緊張しますね。それでも1号艇の方がいいんで。蒲郡は準地元なので頑張りたいですね。下関は久々でしたけど、好きですね。走りやすいというか。戸田の100倍くらい好きですね。ペラは片面たたいていない。次ぎに引いた人は何これってなると思うけど、足は良かったと伝えてください」。