健常者・障がい者が関係なく競うスポーツイベント「2024 アンリミテッド スポーツ フェスティバル」開催
スポーツイベントを行うアンリミテッド事業推進協会(大阪市)は、健常者・障がい者が関係なく競うインクルーシブなスポーツイベント「2024 アンリミテッド スポーツ フェスティバル」を8月31日(土)に、大阪市東住吉区にあるヤンマースタジアム長居で開催する。 2017年に「近畿アンリミテッドパラ陸上」として初開催。その後、2018年、2019年と回を重ね、2023年には多様性と融合をさらに進めるために“パラ”という名称を外し、陸上競技だけに限らない幅広いスポーツを取り入れるべく「アンリミテッド スポーツ フェスティバル」と改称した。今年で5回目の開催となる。 プログラム内容はまずメインの「陸上競技大会」。JPA(日本パラ陸上競技連盟)公式大会として開催し、健常者と障がい者が関係なく競い合う。トラック競技は100m(男女・立位・車いす)、1500m(男女・立位・車いす)、リレー(100m×4人)。フィールド競技は男子走り幅跳び、女子走り幅跳び、男子やり投げ(立位・座位)、女子やり投げ(立位・座位)。なお、男子やりなげには、アテネ五輪・北京五輪日本代表の“やり投げ界のレジェンド”村上幸史さんの参加が決定している。 「eスポーツ大会」は、ぷよぷよeスポーツ(公式ポイント対象大会)と、ストリートファイター6(公式許諾大会)。「専門スポーツ大会」は、年齢、性別、障がいの有無に関わらず全ての人が共に競い合えるスポーツのボッチャ大会(男女混合無差別級)を行う。 また「ブースイベント」として、「注文に時間がかかるカフェ」、福祉ネイルコーナー、トレーナーブース、マジックショー、ミュージックブースなどを実施する。「注文に時間がかかるカフェ」とは、言いたい言葉が頭に浮かんでもスムーズに声が出ないことがある吃音(きつおん)のある若者たちが接客の夢に挑戦する1日限定のカフェ。 他にも「競技イベント企画」として、毎回盛況のパン食い競争を今年も実施する。 フェスティバルの参加費は種目により500円~2000円(税込み)。参加に事前申し込みが必要な競技もある。パン食い競争は、当日受け付けの競技で競技参加者や観覧者が分け隔てなく参加できる。会場への入場・見学は無料。来場者数は5000人を目標としている。 ちなみに、当イベントは「令和6年度スポーツ庁委託事業」として開催される。また、来年度は「2025年日本国際博覧会」会場内・EXPOアリーナでの開催が決定している。