新潟に輪島の“灯”
能登半島地震で被災した石川県輪島市にある白米千枚田の冬の風物詩であるイルミネーションが、今年は新潟県小千谷市で点灯している。 【写真】色が変化していくイルミネーション 同市の山本山山頂展望台で開いている「オヂヤホタル」で企画した。会場の一角に、輪島市から貸し出された約1万5000個の発光ダイオード(LED)ライト「ペットボタル」を棚田のあぜをイメージして設置。ライトは15分間隔で色が変化し、幻想的な光景が広がる。 催しの事務局を担う小千谷市環境共生課は「一日でも早い復興を願い、希望の光としてともしたい」と話す。輪島市で毎年開催しているイルミネーション「白米千枚田あぜのきらめき」は、震災や9月の豪雨被害の影響で、今年の開催を見合わせている。 新潟県十日町市から訪れた村山博子さん(51)は「中越地震から今年で20年。能登半島も必ず復興してほしい」と話す。点灯は午後5時半ごろから約4時間。11月9日まで。 (山田凌)
日本農業新聞