生クリームと相性抜群!旬の「なめこ」料理をナチュラルワインといただく
季節の野菜が持つ本来の美味しさを引き出すことを知り尽くしている料理家・平野由希子さんが、いま食べたい野菜で作る魅惑のお料理と、相性のよいお酒のペアリングを、時代のトレンドに合わせた視点で提案。今回はフレンチにアレンジしたなめこ&ワインのペアリングが登場! 旬の「なめこ」レシピをチェック!(写真) 独特のぬめりが特徴のなめこは、食用とされているのは日本だけ。味噌汁、なめこおろし、鍋物あたりが定番で、それはそれで愛すべき存在なのだが、つい決まりきった料理になりがち。ところが今回は、なめこをフレンチにアレンジ! 使うのは、最近よく見かけるようになった食感も味もしっかりした「株つきなめこ」だ。 「決して奇をてらったわけではないんですよ。なめこはぬめりがあるけれど、フランスでよく食べられているジロール茸に共通する風味があります。とろみを生かすようにクリームソースを作ったら、これまでのきのこ料理とはひと味もふた味も違う料理になりました。ワインを合わせてみたら、なめこの新鮮な魅力を発見できますよ」(平野さん)
なめこと鶏肉のクリーム煮
なめこと生クリームの相性がよいなんて! なめこのとろみで濃度もつき、軽やかなソースに仕上がるから驚きだ。 <材料 2~4人分> 鶏むね肉2枚、なめこ(株つき)200g、舞茸1パック、玉ねぎ1/2個、白ワイン1/4カップ、生クリーム1カップ、バター大さじ2、塩、こしょう、ナツメグ <作り方> 1 鶏むね肉は斜め半分に切り、塩をふる。なめこは石づきをとり、小房にわける。舞茸も小房に分ける。玉ねぎは薄切りにする。 2 フライパンにバター大さじ1を熱し、玉ねぎを入れてしんなりするまで炒める。なめこ、舞茸を加えて、塩をふって1分ほど炒めたら取り出す。 3 同じフライパンにバター大さじ1を加えて、鶏肉を表面の色が変わるくらいまで中火で焼く。 4 白ワインを加えてひと煮たちさせたら、生クリームを加える。生クリームが煮立ったら、2を加えて弱火で3~4分煮る。 5 塩、こしょう、ナツメグで味を調える。