マセラティ伝説の「MC12」のカラーリングが蘇る!「MC20」をベースとした「イコナ/レッジェンダ」の専用装備とは
MC12 GT1のカラーコンビネーションを踏襲したMC20レッジェンダ
MC20レッジェンダの歴史はその名にも表れている。カラーはブラックのネロ・エッセンツァとデジタル・ミントマットで、ビタフォン レーシングチームの下で、スパ24時間レースで3勝と2回の準優勝という記録を打ち立てたMC12 GT1の独特のカラーコンビネーションを踏襲している。 MC20レッジェンダのフォーリセリエの特徴には、ネロ・ルシドのトライデントホイールにネロ・オパコとトライデント・デジタル・ミントのハブキャップ、グリル、ドア、Cピラーにはイエローのトライデントロゴ、そして最後にブラックにペイントされたブレーキキャリパーが含まれる。
レーシングインテリアなど特別な装備となる
2つのスペシャルシリーズのフォーリセリエパッケージは、レーシングインテリアが施される。軽量4ウェイモノコックレーシングシート(イコナはシルバー地にネロ/ブルー、レッジェンダはシルバー地にネロ)の中央部分には、モデルによって「Icona」または「Leggenda」の文字とともに、ヘッドレストにトライデントの刺繍が入る。 強力なネットゥーノエンジンのカバーには、「Icona. UNA DI 20」または「Leggenda. UNA DI 20」のバッジが付く。 2つのモデルのインテリアには、洗練されたソナス・ファベール・サウンドシステムも採用されている。その他、カーボンファイバー製インテリアパッケージ、電子制御リミテッド・スリップ・ディファレンシャル(E-LSD)、サスペンション・リフター、ブラインド・ストップ・システム、リア・クロスパス・システム、フロントとトランクのマットなど、両バージョンに共通する装備が採用されている。 2004年、MC12ストラダーレはジョルジェット・ジウジアーロによって設計され、フェラーリ由来の12気筒エンジン(MCは「マセラティ・コルセ」を意味し、12はV12を指す)を搭載し、最高速度330km/h、0-100km/hまで3.8秒で加速する、マセラティがこれまでに生産した最速の市販車として今も名を馳せている。製造されたのはわずか50台だった。 その勝利の物語と、マセラティのスポーティな精神と卓越性を体現したクルマの物語は、MC20イコナとMC20レッジェンダに反映されている。
AMWノミカタ
ラグジュアリーブランドには必ず伝説的なストーリーがありそれが語り継がれてゆく。 MC12 GT1は2004年から2010年の間に、FIA GT選手権で27勝を挙げ、スパ24時間レースで3回の優勝を果たし、ビタフォンレーシングとして6回のチームチャンピオン、5回のドライバーズチャンピオン(そのうち2回はFIA GT1世界選手権) 、および2回のコンストラクターズチャンピオンを獲得している。今回の限定シリーズであるMC20イコナとMC20レッジェンダは、マセラティの輝かしいレースヒストリーを象徴的なカラーリングで現代に再び呼び起こし、そして未来へと語り継ぐモデルとなってゆくのであろう。
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