チームによっては主力級!? 巨人の現役ドラフト注目選手(2)一時は“レギュラー起用”もあったが
日本野球機構(NPB)は、12月9日に2024年度の現役ドラフトを開催する。同制度は各球団2人以上の対象選手を選出し、必ず1人以上指名する見込み。移籍の活性化により、出場機会に恵まれていない選手の新天地での活躍が期待される。ここでは、今年の現役ドラフト候補になり得る読売ジャイアンツの選手を紹介する。
増田陸
・投打:右投右打 ・身長/体重:179cm/88kg ・生年月日:2000年6月17日 ・経歴:明秀学園日立高 ・ドラフト:2018年ドラフト2位 2022年にブレイクの兆しを見せるも、不本意なシーズンが続いている増田陸。正念場を迎えている選手だ。 明秀学園日立高時代には高校通算34本塁打を記録。強打の内野手として注目を集め、2018年ドラフト2位で読売ジャイアンツに入団した。 プロ入り後は故障に苦しんだ時期もあったが、高卒4年目の2022年に一軍デビュー。同年は69試合に出場し、打率.250、5本塁打、16打点と飛躍のシーズンを過ごした。 ところが、昨季は状態が上がらず、まさかの一軍出場なし。高卒6年目の今季はオープン戦から9打数0安打と結果を出せず、ファームを主戦場とした。 6月中旬に一軍昇格を果たしたが、チャンスを掴めなかった。6月21日のヤクルト戦では得点圏の場面で代打として打席に立つも、空振り三振。最終的には4試合の出場で5打数0安打に終わった。 巨人は今年のドラフトで石塚裕惺(花咲徳栄)、荒巻悠(上武大)と多くの内野手を指名しており、来季はさらに厳しい立場になることが予想される。 パンチ力が光るだけに、現役ドラフトの対象となれば注目する球団はありそうだ。
ベースボールチャンネル編集部