“少女版『大人は判ってくれない』”と評されたフランス映画が、47年の時を経て日本初公開 映画『ペパーミントソーダ』4K修復版
ニューヨークタイムズ紙で“フランソワ・トリュフォー監督の『大人は判ってくれない』の少女版と評された”映画『ペパーミントソーダ』が、4K修復版となって、日本初公開される。この度、映画『ペパーミントソーダ』4K修復版の予告映像が公開された。 『ア・マン・イン・ラブ』『年下のひと』『サガン-悲しみよこんにちは-』などを送りだしてきた、フランス映画界における女性監督の先駆者ディアーヌ・キュリス。本作は、彼女が少女時代の体験を基に脚本を書き上げ監督したデビュー作。 公開当時フランスでは300万人を動員し、大ヒット。ルイ・デリュック賞、全米ナショナル・ボード・オブ・レビューでは外国語映画賞に輝いた。 舞台は1963年のパリ。両親が離婚し、厳しい母とパリのアパルトマンで暮らす姉妹、15歳のフレデリックと13歳のアンヌを中心に、窮屈で退屈、でもキラキラしている少女たちの姿を、鮮やかな色彩感覚を交えて描く。 本作は、製作40周年記念としてデジタル修復版がフランス・アメリカで公開され高く評価された。ウェス・アンダーソン監督も、2021年、自身の監督作品『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』の公開を記念して行われた特集上映「ウェス・アンダーソンのフレンチ・コネクション」で、お気に入りのフランス映画7作品を発表した際に『ペパーミントソーダ』をオープニング作品として選定した。 映画『ペパーミントソーダ』4K修復版は、2024年12月13日(金)より公開。
otocoto編集部