森保Jで「一番安定、一番面白い」 インドネシア戦16選手を日本代表OBが採点
らしさ全開の南野、「だいぶ馴染んできた」ストライカーへの期待感
<MF> ■南野拓実(ASモナコ/フランス)=★★★★☆ OUT→HT 貴重な2点目を決めたが、「らしさ」全開のプレーだった。シュートまでの動きがまさにパーフェクトだし、ゴールへの意欲も強く感じられた。最終ラインを固めてきた相手に対して、上手くボールを引き出しながら中盤を制圧し、最後はゴール前もこじ開けて見せた。 ■前田大然(セルティック/スコットランド)=★★★☆☆ IN←HT スプリント力を存分に生かした左サイドでのアップダウンは真骨頂。攻守両面でスピードと走力を見せつけ、献身的な守備をしたかと思えばスペースを常に狙った。決定的なプレーこそなかったものの、与えられたタスクはしっかりこなした。 <FW> ■小川航基(NEC/オランダ)=★★★★☆ OUT→後半34分 結果的にオウンゴールの判定になったが、1点目に絡んだ動きは、ほぼ小川のゴールと言っても過言ではない。その他の場面でも迷いがなくなってきたし、あと一歩というヘディングもあった。上田綺世は不在だったが、だいぶ馴染んできた印象で今後に大きな期待を抱かせた。 ■大橋祐紀(ブラックバーン/イングランド)==★★★☆☆ IN←後半35分 短い時間のなかでも、盛んにボールを引き出して関与しようと精力的に動き回った。周囲とのコンビネーションに課題は残るものの、より長い時間見てみたいと思わせるプレーをしていた。 [プロフィール] 金田喜稔(かねだ・のぶとし)/1958年生まれ、広島県出身。現役時代は天才ドリブラーとして知られ、中央大学在籍時の77年6月の韓国戦で日本代表にデビューし初ゴールも記録。「19歳119日」で決めたこのゴールは、今も国際Aマッチでの歴代最年少得点として破られていない。日産自動車(現・横浜FM)の黄金期を支え、91年に現役を引退。Jリーグ開幕以降は解説者として活躍。玄人好みの技術論に定評がある。
金田喜稔 / Nobutoshi Kaneda