ヤクルト・石川雅規

球界最年長44歳のヤクルト・石川雅規投手が12日、神宮外苑のクラブハウスを訪問。プロ23年目で自己ワーストとなる9試合の登板で1勝にとどまった今季を振り返り、「やっぱり1勝しかしていないですし、ゲーム数も10試合いっていないので、悔しい思い」とかみしめた。 【フォトギャラリー】ヤクルト・石川本人が紹介する、実家の『石川雅規ルーム』 今季は6月2日の楽天戦（楽天モバイルパーク）で5回完封勝利（五回降雨コールド）を挙げ、史上初となる新人年から23年連続勝利を達成。先発した8試合のうち6試合で自責点2以下と安定した投球を続けてきたが、防御率4・10で勝ち星には恵まれなかった。現役を続行する来季に向け、「勝てなかったということは、プロセスがよくなかったかもしれない」と説明。トレーニング等を見直しながらレベルアップを図るつもりで、「来年も現役を続ける以上、一つ一つ、しっかり準備をしないといけない」と前を向いた。 長年ともにヤクルトを支えてきた球界野手最年長42歳の青木宣親外野手が今季限りで現役を引退。ベテラン左腕は毎年のように現役を退く後輩を見送ってきており「毎年ね、寂しい思いもあります」と吐露。その上で「そういう（後輩たちの）思いを勝手に背負いながらね。一年一年、勝負ですけど、来年にかける思いは強い。すごく大事なので、なんとかいいシーズンにしたいなと思います」と力を込めた。