デル、AI PCや周辺機器をさまざまな用途で無料体験できる施設。企業のAI導入を支援
デル・テクノロジーズは6日、法人向けに同社の製品やAIソリューションなどを紹介する施設「Client Solution & AI Lab」を開設し、本施設に関する報道者向け説明会を実施した。 【画像】Client Solution & AI Lab Client Solution & AI Labは、企業や組織がクライアント環境を刷新する際に、同社のPCやモニター、周辺機器を具体的な使用シーンを再現した環境で体験でき、導入を検討できる施設。 同社の大手町本社内(所在地:東京都千代田区大手町1-2-1 Otemachi Oneタワー 17階)に設置され、法人ユーザーはWebサイトから申し込むことで誰でも無償で利用できる。なお、本施設の利用予約を11月中に完了した先着5社には同社ロゴ入りのMOFTスタンド(ノートPCスタンド)がプレゼントされる。 Client Solution & AI Labでは、使用シーンを想定したCafe/Home/Studio/Phone/Officeの5エリアが用意され、各エリアで同社製品やAIソリューションを体験できる。各エリアで体験できる主な機能などは以下の通り。 ・Cafeエリア:コラボレーションタッチパッド、Dell Optimizerによる覗き見防止機能 ・Homeエリア:Web会議向けのAI機能(AIオートフレーミング、AI目線補正)、USB Type-Cケーブル1本で接続できるモニター ・Studioエリア:動画編集および配信環境の体験 ・Phoneエリア:AIノイズキャンセリング機能 ・Officeエリア:コラボレーションキーボード、display managerによるKVM機能や輝度調節 説明会では、同社マーケティング統括本部 クライアント製品ブランドマーケティング コンサルタントの白木智幸氏が登壇し、Client Solution & AI Labの概要を説明した。 白木氏によると、Client Solution & AI Labは、生成AIの世界的な普及が加速する中で、企業がどのように生成AIを業務に活用できるかを示すための場として設立されたという。 Client Solution & AI Labは3月から試験運用を開始し、約5カ月で100社ほどの企業が利用した。ユーザーからは、同社の製品やソリューションを体験することで、AIソリューションの有用性をしっかりと評価してもらえたと白木氏は述べている。 同氏は本施設について、今後の一般公開を通じて、より多くのユーザーが同社のAIソリューション導入による効果を実感できる環境を整えていきたいとの意向も示した。 なお、本施設は9月に同オフィス内に開設された「Solution Center AI Innovation Lab」を補完する役割を担う。両施設の違いとして、Solution Center AI Innovation Labが各業種ごとのAI活用に焦点を当てているのに対し、Client Solution & AI Labはクライアントに特化したAI活用の提案を行なう施設となっている。
PC Watch,浅井 淳志