「アジアのハブに」国内最大のスタートアップ支援拠点が本格開業
国内最大のスタートアップ(新興企業)支援拠点「ステーションAi」が10月31日、名古屋市昭和区で本格開業した。オープニングセレモニーで、愛知県の大村秀章知事は「この施設を日本のハブ、そしてアジアのハブにして世界に打って出たい」と意気込んだ。 【写真】報道向け説明会で「ステーション Ai」の概要を説明する佐橋宏隆社長兼CEO(左端)=2024年10月31日午後、名古屋市昭和区、溝脇正撮影 施設は愛知県が整備し、ソフトバンク子会社のステーションAiが運営を担う。地上7階建て、延べ床面積は約2万3600平方メートル。スタートアップ約500社が入居し、専用のオフィスフロアや実験場がある。また、イベントスペースや飲食店、ホテルなどが入る1~2階と7階は会員以外も利用できる。 施設内の掃除や荷物の運搬はロボットが担い、設置されたセンサーでフロアごとの混雑状況や室温などを管理する。障害のある人のアート作品を企画・販売する「ヘラルボニー」の作品や、植物廃棄物を使った家具を手掛ける「スペースワスプ」のインテリアなど、スタートアップの作品も並ぶ。
朝日新聞社