「お高くとまっていては、廃れていってしまう」引退から10年…元フィギュアスケーター町田樹(34)が研究者になった理由とは
言語が表現のベースになっている
オノマトペ的なものを本当の意味で理解し、自分の身体にインストールするには、自分の身体を言語で理解し、そこから繰り出されるパフォーマンスを論理的に理解することが重要になってくるのです。こうした身体もしくは身体運動の言語化については、拙著『若きアスリートへの手紙――〈競技する身体〉の哲学』(山と溪谷社、2022年)においてさらに詳しく論じておりますので、ご興味があればぜひご一読ください。 という具合に、私は競技者としても、研究者としても、言語表現が至上……と言うとやや語弊がありますが、少なくとも、言語がすべての表現のベースになっている、という意識があります。ですが時折、そうした持論を揺るがされる事例に出くわすことがあります。例えば……。( #2 につづく) フィギュアスケート日本代表→24歳で電撃引退→大学教員に…町田樹(34)が驚いた大学生からの“意外な反応”「目からウロコな体験でした」 へ続く
辻本 力/文學界 2024年3月号
【関連記事】
- 【続きを読む】フィギュアスケート日本代表→24歳で電撃引退→大学教授に…町田樹(34)が驚いた大学生からの“意外な反応”「目からウロコな体験でした」
- 【もっと読む】「スポーツ解説には空虚な言葉が蔓延しているので…」元フィギュアスケーター町田樹(34)が明かした“スポーツ界への危機感”と“新たな挑戦”
- 【画像】「美しい…」現役時代、純白の衣装に身を包んだ町田樹さんの見事な演技姿を写真で見る
- “世界のオオタニ”が田舎のコンビニに出現、いったいなぜ? 大谷翔平が明かす、数年ぶりにコンビニに入った驚きの理由「どうしても我慢できなくて…」
- 「収入は間違いなく増えるでしょう」羽生結弦(27)のプロ転向で“争奪戦”の勃発必至 フィギュア界でも断トツの“ある能力”とは