七尾港から海上輸送開始 県内4カ所目災害ごみを新潟へ
七尾港で10日、能登半島地震で発生した災害ごみの海上輸送が始まった。災害ごみを海上輸送する港は県内4カ所目となる。初日は公費解体した住宅の木くず2千立方メートルを運搬船に積み込み、新潟県聖籠町(せいろうまち)の新潟東港に運ぶ。木くずは新潟で木質バイオマス発電の燃料として使われる。 七尾港大田3号岸壁で、七尾市が委託した石川県産業資源循環協会の関係者が、トレーラー約70台分に相当する木くずを砂利採取運搬船「第18太海丸」に載せた。運搬船は午後に出港し、夕方ごろに新潟東港に着く。 災害ごみの海上輸送は奥能登の宇出津、飯田、穴水の3港で既に行われている。七尾港からの海上輸送は月3、4回を予定する。