【研究結果】限りある時間30分を2時間の効率に上げる方法
奇跡は自分のなかにある、だから生まれ変わりさえすれば、きっと人生の逆転劇を起こせるに違いない――。「やればできる!」と思考が変わる話題のベストセラーが日本に上陸。31歳、一度は人生をあきらめた著者が再起できたのは、古今東西の成功者たちが持つ「6つのマインド」にあった。3000冊を超える本を読み、抽出された「プラス思考」「決断力」「切実さ」「愚直さ」「謙虚さ」「根気」を武器に、一度しかない人生、「なりたい自分」になる方法を1冊に凝縮。新刊『たった一度でもすべてをかけたことがあるか』から成功につながるノウハウを紹介する。 ● 時間効率を4倍にする 脳波は周波数によって大きく分けると、ストレスで不安なときのγ波(ガンマ波)、緊張や会話などで脳の活動が盛んなときのβ波(ベータ波)、瞑想をしたりリラックスしているときのα波(アルファ波)、眠くなって軽くぼうーとしているときのθ波(シータ波)、深い眠りに入り夢を見ているときのδ波(デルタ波)の5種類に分類されます。 日常の脳波は、ほとんど緊張状態のベータ波です。ちょうどいい波長の脳波であるアルファ波が出ないと、不安、ストレス、脳の損傷などが起こることもあります。また、創造性はリラックスした状態のアルファ波が出ているときに発揮されます。ところが、脳波学的にアルファ波が最も多く出る時間は、朝起きてから30分から2時間くらいの間です。朝の30分は、昼間の2時間の効率に匹敵するという行動心理学者の研究結果もあります。 切実な気持ちでその日を過ごしたいのなら、早く寝て翌朝4時半に起き、近所を一回り散歩してみましょう。誰もがまだ寝ていると思っていた時間に、意外と多くの人がもう起きて一日の日課を始めています。始発に乗って出勤する人たち、人けのない通りをきれいに掃除する清掃員、家族の健康と子どもの成功のためにお祈りする母親。姿はさまざまですが、彼らの瞳はキラキラ輝いています。 睡眠時間が十分なら、いつ起きてもかまいません。ですが、あなたが切実な気持ちでいたいなら、早朝に起きましょう。早朝は切実さの時間です。 (本記事は、『たった一度でもすべてをかけたことがあるか』から抜粋、一部編集したものです)
チョン・ソンミン