1軍の“主力”になれない…?広島、出場機会に飢える選手(5)昨季は1軍で"出番なし"
プロ野球の世界では、高い能力を持ちながらも、所属する球団の戦力状況によって一軍での出場機会に恵まれない選手も少なくない。今季はリーグ優勝を目指す広島東洋カープでも、投打ともに厳しい立場となっている選手もいる。ここでは、一軍での出場機会に飢える広島の選手を紹介したい。
中村健人
投打:右投右打 身長/体重:183cm/97kg 生年月日:1997年5月21日 経歴:中京大中京高 - 慶応大 - トヨタ自動車 ドラフト:2021年ドラフト3位 プロ3年目となる中村健人も、一軍で結果が欲しい選手の1人だ。 慶応大では、3年秋にベストナインに輝くなど主力として活躍。無念のドラフト指名漏れを経験したものの、社会人野球のトヨタ自動車を経て、ドラフト3位で広島東洋カープに入団した。 プロ1年目は5月にプロ初本塁打を放つと、最終的に62試合に出場して打率.240、3本塁打、10打点をマーク。プレーだけでなくベンチから積極的に声を出し、チームを盛り上げる側面も見せていた。 ところがプロ2年目の昨季は、打撃不振の影響でまさかの一軍出場なし。同年はファームでも打率.205に終わっていた。 今季はオープン戦でチーム初本塁打を放つなどアピールしたが、17試合の出場で打率.152という厳しい数字に。開幕は二軍スタートとなった。 そんな中、5月3日に一軍昇格。同8日の阪神戦では今季初本塁打を放ったが、その後はやや苦しんでいる。出場機会が限られているが、バットで結果を残し続けたい。
ベースボールチャンネル編集部