「以前ならレッドブルのシートを考慮されているだろう」角田裕毅、中団争いで傑出した存在に! モナコGPでの好走に各国メディアが高採点&高評価
F1第8戦、伝統のモナコ・グランプリでもビザ・キャッシュアップ・RB(以下RB)の角田裕毅は好パフォーマンスを発揮。予選で8番グリッドを手にすると、決勝では粘りのレースを展開して最後までポジションを守り、新たに4ポイントをチームにもたらしている。 【動画】角田裕毅、Q2ラストアタックでQ3進出! 白熱のモナコGP予選をチェック 同GPで自身初の入賞を飾った彼は、これで3戦連続(スプリントを加えれば4レース連続)のポイント獲得、直近6戦で5度の入賞を果たしており、今季通算ポイントを19に伸ばしてドライバーズランキング10位を守った(9位のフェルナンド・アロンソとは14点差に縮んだ)。 またしても印象的なドライビングの末に結果を残した日本人ドライバーに対しては、当然というべきか各方面から賛辞が寄せられ、また各国メディアも軒並み高評価を与えている。10点満点の採点を導入しているところでは、英国のモータースポーツ専門サイト『CRASH』は「9」と非常に高く、「またしても素晴らしい週末を迎えた角田は、再びQ3に進出。そして、決勝ではそれを8位という結果に結びつけ、強力なパフォーマンスを締めくくった」と称賛した。 『MOTOROSPORT WEEK』の採点は「8」で、「角田は『VCARB01』の能力を最大限に引き出し続けている。この日本人ドライバーはモナコで今季6回目のQ3進出を果たし、それが日曜日のレースで8位入賞に繋がった。中国GPでの一時的なミスを除けば、F1キャリア4年目の角田は期待に応えている。バーレーンでのチームオーダーをめぐる騒動を経て、彼ははるかに成熟したドライバーとなったようだ」と、技術以外の部分も評価している。 続いて『TOTAL MOTORSPORT』は、「(7位の)ルイス・ハミルトンとの1周のラップタイム差にもかかわらず、角田はRBで力を発揮し続けた。彼はレッドブルから2025年のチームのセカンドドライバー候補としては見落とされていると思われてきたが、今週末も姉妹チームに対して良い結果を見せつけた。直近の5レース中4レースでポイントを獲得している」として、「7.5」を付与した。 オランダのF1専門サイト『RN365』は「8」とし、「角田がRBのリードドライバーであることが、ますます明らかになってきた。彼の調子からすると、以前であれば間違いなくレッドブルのシートを考慮されているだろう。8戦中5戦で入賞し、獲得した19ポイントは、下位5チームの角田を除く9人のドライバーの合計ポイントよりも3点多い。モナコでも再びQ3に進出し、決勝ではチームメイトのダニエル・リカルドが再び苦戦する中、8位でフィニッシュ」と、中団において傑出した存在であることを強調している。
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