東京都・小池知事「東京良くなるよう全身全霊を尽くす」都議会でカスハラ防止条例案など提出
18日に開会した東京都議会第3回定例会で、小池知事は、「都民のみなさまが『東京はよくなった』と実感できるよう全身全霊を尽くす」と述べ、災害対策、卵子凍結の支援、学童保育の待機児童解消に向けた制度創設などに今後取り組むと表明しました。 一方、成立すれば全国で初となる「カスタマー・ハラスメント防止条例案」を都議会に提出しました。 条例案では「何人も、あらゆる場において、カスタマー・ハラスメントを行ってはならない」と規定し、客は「カスハラへの関心と理解を深め、就業者に対する言動に必要な注意を払うように努める」などと定められています。罰則は設けていません。 都は、カスハラに該当する具体的な行為など基本的な考え方を示すガイドラインを作成し、施行までに各業界団体に配布するとしていて、来年4月1日施行の方針です。 今回の都議会で、都は、物価高騰対策を盛り込んだおよそ377億円の補正予算案やカスハラ防止条例案などあわせて90件の議案を提出します。