三好八幡社で秋の大祭 ちょうちん明かりで幻想的な練り歩きも
「三好八幡社 秋の大祭」が10月20日、同神社(みよし市三好町)一帯で行われた。(豊田経済新聞) 【写真】三好八幡社で秋の大祭 ちょうちん明かりで幻想的な練り歩きも 五穀豊穣を祝い、毎年、稲の収穫時期を迎えたこの時期に開いているもので、約150年前から続く伝統行事として地域の人に親しまれている。 当日は午前中に、子どもたちによるはやし台の引き回し、午後からは江戸時代に建造されたといわれる市指定文化財の「三好上」と「三好下」の山車2台が地域内を回る引き回しが行われた。 引き回しでは、おはやしの音色とともに、三好上・三好下行政区の2台の山車を、男衆が「わっしょい」と威勢の良いかけ声を上げながら三好八幡社までの道のりを引き回した。 移動中、きらびやかな山車と迫力のある引き回しを一目見ようと沿道には多くの人が詰めかけ、男衆によって山車が持ち上げられ方向転換する場面では歓声が上がり、山車が無事に三好八幡社の境内に到着すると大きな拍手が送られた。 三好八幡社の境内には、さまざまな屋台が出店。いか焼きやフライドポテト、ベビーカステラなどをおいしそうに食べながら、祭りを楽しむ人の姿も見られた。 日が暮れ始めた17時半ごろには、約200個のちょうちんに火が灯された幻想的な山車が、法被を着た男性たちのかけ声とおはやしの中、八幡社を出発し、夜の街なかを練り歩きクライマックスを迎えた。
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