全中3連覇を引っ提げ15歳で男子U18日本代表入り、アジアカップに挑む白谷柱誠ジャック「気持ちが強くなれば負けない」
内藤主将「身体能力は本当に日本人離れしている」
アンマン(ヨルダン)で行われる『U18アジアカップ2024』が本日開幕し、日本はカタールとの初戦を迎える。 今回のメンバーは4月にドイツで行われた国際大会『アルバート・シュバイツァートーナメント』に出場したメンバーが主体となっている。その中で、チーム最年少の15歳でメンバー入りしたのが白谷柱誠ジャックだ。8月24日まで行われた『全国中学校体育大会 第54回全国中学校バスケットボール大会(全中)』で四日市メリノール学院中を大会3連覇に導いてから合宿に参加した白谷は「身体はフレッシュな状態」と若々しい発言。さらに「自分の役割はルーズボールやディフェンス、リバウンドなど、泥臭いプレーが求められるので、そういうところを1番ハッスルして頑張っていきたい」と続けた。 白谷は先述の『アルバート・シュバイツァートーナメント』にも出場したが、その時は自信が持てず、思うようなプレーができなかったという。中学世代では他を圧倒するトッププレーヤーの白谷だが、自分よりも強く大きく、年齢も上のため、彼がアグレッシブにプレーできなかったのも無理はないだろう。それでも、前回の反省を生かし、今回は強気なメンタルで積極的にプレーしたいと語った。 「ドイツの大会の時はまだ自信が持てなくて、気持ちの面で負けている部分がありました。気持ちの面が強くなれば、プレーもフィジカル的にも負けないと思っているので、そういうところを改善していきたいです。自分よりでかくても、言葉も通じない相手なので迫力に負けて腰が引けたら意味がないので、自分からアタックしていきます」 国際大会は団結力が重要で、特に若手の活躍はチームに勢いをもたらすことが多い。主将の内藤耀悠も白谷の爆発力に期待している。「数カ月前の話ですけど、ナイキ主催のアジアキャンプに2人で行きました。身体能力は本当に日本人離れしていて、アジア圏の選手を相手にも思いっきりダンクをかますような選手でした。まだ中学生なので、子供っぽさが残ってる一面も見れました。これからどんな選手になっていくのか、しっかり見ていきたいと思います。もっとフィットできると思っているので、自分がコミュニケーションを取ってアドバイスしていけたらと思っています」 最上級生になるにあたり「センターをやったりポイントガードをしたり、オールラウンダーのプレーでセンターだったりポイントガードだったりしてるので、 やっぱそこでハンドリングだったりシュートを決めきる能力だったりで、 自分よりもうちっちゃい相手につけばディフェンス能力だったりフットワークだったりっていうのも強化していきます。てるので、 やっぱそこでハンドリングだったりシュートを決めきる能力だったりで、 自分よりもうちっちゃい相手につけばディフェンス能力だったりフットワークだったりっていうのも強化していきます。 194cmの白谷は所属する四日市メリノール学院中で、ガードからセンターまですべてのポジションをこなしてきた。自他ともに認めるオールラウンダーは「ハンドリングやシュートを決めきる能力。自分よりもう小さい相手につけるディフェンスのフットワークを強化してきた」と言う。その万能性はアジアカップでも日本の底上げとなるはず。メンタル面の課題と向き合った白谷には自信を持って思い切りプレーしてほしい。 アジアカップ概要 日程:2024年9月2日 (月) ~ 9月9日 (月) 開催地:ヨルダン・アンマン 参加チーム 【グループA】 オーストラリア、チャイニーズ・タイペイ、レバノン、モンゴル 【グループB】 イラン、韓国、インド、クウェート 【グループC】 日本、中国、カタール、カザフスタン 【グループD】 フィリピン、ニュージーランド、ヨルダン、インドネシア 日本戦スケジュール (予定) 9月2日 日本 vs カタール (日本時間20:00) 9月3日 日本 vs カザフスタン (日本時間20:00) 9月4日 日本 vs 中国 (日本時間 17:30) 9月6日 クォーターファイナル進出決定戦 9月7日 クォーターファイナル 9月8日 セミファイナル / 5-8位順位決定戦 9月9日 決勝 / 3位決定戦 / 5-8位順位決定戦
丸山素行