「後悔はある」勝ち点1を悔やむガスペリーニ監督…それでも「何かを学んだはず」アーセナル相手の互角以上の出来に手応え
アタランタを率いるジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督は、ドローという結果を悔やみながらも強豪アーセナル相手のチームパフォーマンスに手応えを得たようだ。イタリア『スカイ・スポルト』が伝えている。 アタランタは19日、ホームで行われたチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第1節でアーセナルと対戦し、0-0のドローで試合を終えた。 昨シーズンのヨーロッパリーグ王者としてプレミアリーグの強豪を迎え撃ったラ・デアは、前半の立ち上がりこそ相手の攻勢を受けたが、以降は持ち味のアグレッシブなスタイルで圧倒。 0-0で折り返した後半立ち上がりにはMFエデルソンの仕掛けからPKを獲得したが、キッカーのFWマテオ・レテギが左を狙って蹴ったシュートはGKダビド・ラヤに阻まれ、こぼれ球に詰めたレテギのヘディングシュートも素早いリカバリーを見せた相手守護神に驚異的なセーブで阻まれた。 その後も優勢に試合を進めたものの、堅守を誇る相手の牙城を破れず、ホームで勝ち点3獲得を逃した。 同試合後、ガスペリーニ監督は「もちろん後悔はある。PKは常に大きなチャンスだからだ」と、勝ち点1という結果に失望を見せながらも試合を通してのチームの出来には満足感を示している。 「対戦相手に匹敵する高いレベルのパフォーマンスは満足すべきだ。(レテギの決定機での)リバウンドを見ると、素晴らしいセーブだったが、ヘディングシュートは彼に近すぎた。レテギがここに来て以来おそらく最高のパフォーマンスだったのに残念だ。彼は今夜とても懸命にプレーしたし、ゴールに値した」 「私はアーセナルをとてもリスペクトしている。今夜は攻撃ではあまり活躍しなかったが、堅実で崩しにくいチームであることを確認した。この試合から我々はより強くなり、多くを学んだ」 「我々は最近良いパフォーマンスを見せていたが、インテル戦では正しい方法で自分たちの力を発揮できなかった。だが少なくとも今夜は、このレベルの相手とどのように戦うかについて何かを学んだはずだ」 さらに、攻撃的なスタメン、交代策を含めて勝ち点3への姿勢を強く示した中、前線の献身的な守備、局地戦で相手を上回った中盤の選手たちのパフォーマンスを称賛。 「ルックマン、デ・ケテラエル、レテギの守備は素晴らしかった。ストライカーたちが守備を助けるために一生懸命働いてくれれば、もう少しフォワードをフィールドに出して得点のチャンスを増やすことができる」 「エデルソンは後半さらに強くなり、驚くべき強さを見せた。それがこの試合の核心であり、ストライカーの守備に助けられたのは間違いないが、我々のミッドフィールダーがほとんどのデュエルに勝った」 それだけに、「アーセナルは引き分けで満足しているように見えた。彼らよりも我々の方が試合に勝つチャンスがあったと思う」と、やはり勝ち点1という結果に納得がいかない部分があるようだ。 それでも、「とにかくこの試合から何かを学び、それを次に活かしていきたい。だからこそ、我々はここ数年で大きく成長し、このレベルでプレーすることができる」と、この試合で得た手応えと課題を今後の躍進に繋げていきたいと最後はポジティブに締めくくった。
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