27歳バースデーに「ちょっとびっくり」J1アビスパ福岡「博多のメッシ」紺野和也がフル稼働中「気持ち的にはまだ若手」
J1アビスパ福岡の紺野和也が11日、アウェー広島戦(14日、エディオンピースウイング広島)での連敗ストップを固く誓った。勝ち点35の6位福岡と同1差の7位広島の対決。「負けてしまうと順位も落ちてしまいますし、連敗は避けないといけない。準備期間は短いですけど、うまくチームですり合わせをして試合に向かっていきたい」と意気込んだ。 ■ユニホームの裾部分に新スポンサー【写真】 先発出場して後半17分までプレーしたホーム京都戦から中2日で臨んだ10日の天皇杯3回戦はJ2の愛媛FCに敵地で苦杯をなめた。 先発した紺野はドリブルで活路をつくったが、主導権を握ることはできずに公式戦2連敗。「平日の夜に愛媛まで応援に来てくれたサポーターもいた中で、勝てなくて申し訳ないという気持ちが一番大きいですね。(チームとして)うまくかみ合わなかったというのが一番大きかったのかもしれない」と振り返る。 11日は紺野の27歳の誕生日。敗戦のショックの中で深夜に移動し、27歳になった瞬間はホテルに向かうバスの中で迎えた。今年1月に結婚した妻が「一応、LINEは送ってくれて」と笑顔を見せた。 サッカー界では中堅の年齢だが「気持ち的にはまだ若手というか、大卒の時とあんま変わらない。27って、ちょっと自分でもびっくりです」と言う。 その言葉通り、体も進化を続ける。「苦手」という夏場でも中3日、中2日と過密日程の試合でもフル稼働。「試合を重ねていくごとに良くなってきてると思う。クオリティーを落とさないように、疲労を取りながら、鍛えて、いい状態をキープしていきたい」と意欲を見せる。 愛媛戦から中3日で迎える広島戦に向けて「チームとして、まとまって立ち向かっていけるかというとこが一番大事。そこだけはなくさないで90分間戦いたい」と一丸で連敗脱出を目指す。(向吉三郎)
西日本新聞社